横浜市交通局は、国土交通省の実証運行に参画し、ベイサイドブルーと109系統特急の2路線で、完全キャッシュレスバスの実証運行を実施すると発表した。同実証運行を通じ、完全キャッシュレスでの運行による課題や効果を検証するとのことだ。
またベイサイドブルーでは、モバイルクリエイト、ネットスターズと共同で、「二次元コード決済」を利用した運賃収受実証実験を実施。同実証実験を通じ、路線バス乗車時における二次元コード決済の実用性を検証するとのことだ。
■完全キャッシュレスバス実証運行
概要
利用可能な支払い方法は交通系IC、一日乗車券、クレジットカード等のタッチ決済、敬老特別乗車証、福祉特別乗車券等、市営バス定期券となる。また、ベイサイドブルーでは二次元コード決済も利用可能になる。
対象路線
・ベイサイドブルー(横浜駅前~山下ふ頭~横浜駅改札口まえ)
・109系統特急(横浜駅前~大黒税関正門前・C3バース・大黒海づり公園
運賃
大人220円/小児110円(障害者等割引 大人110円/小児55円)
期間
2024年11月6日から2025年2月28日まで
■二次元コード決済の実証実験
概要
車内に設置された敬老特別乗車証の読み取り端末を活用して、二次元コードでの運賃支払いが可能となる。同実証実験はベイサイドブルーのみで、2025年3月31日まで実施予定。
利用方法
乗務員に二次元コード決済を利用する旨を伝え、端末で二次元コードを読み取らせることで、大人運賃、小児運賃、およびそれぞれの障害者割引に対応した運賃の支払いが可能。また、複数人まとめての支払いにも対応。
利用できる二次元コードブランド
国内ブランド:PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY、メルペイ
海外ブランド:WeChat Pay、Alipay+、PromptPay、JKOPAY、GLN