中部電力ミライズコネクトとローソンは、太陽光発電設備を設置して売電を行う約1,600店舗(北海道・沖縄を除く全国)と中部・関東・北海道の一部の約3,000店舗の計約4,600店舗にて、スマートメーター(※)を活用した電力のモニタリングサービス「テラシテS」を導入すると発表した。

同サービスは、太陽光発電実績・電力使用量のモニタリングサービスで、見守りサービス「テラシテ」の仕組みを応用したもの。既存のスマートメーターから得られる電力データを利用するため、導入時の機器の購入・設置は不要だという。

同サービスの導入により、「太陽光発電設備の稼働確認による発電ロス回避」および「店舗使用電力の管理による電力使用量の削減」が可能になり、年間約1,200トンのCO2排出量の削減を目指すとのことだ。

中部電力ミライズコネクトは、同サービスを通じて太陽光発電設備の稼働状況や電力使用量の遠隔モニタリングを実施。太陽光発電設備の故障等による発電停止の際には、ローソンに通知し店舗で早期対応することで、発電ロス回避による発電量の最大化を図るという。

また、店舗の使用電力量データを活用して設備の稼働の見直しなどを行い電力使用量の削減につなげるとのことだ。

太陽光発電設備の稼働状況モニタリング
各店舗の使用電力量のモニタリング

(※)従来のアナログメーターとは異なり通信機能を有しており、30分毎の電気の使用量と売電量を計測した記録を、遠隔で取得することが可能な記録型計量器のこと。