otalabは、47都道府県在住のZ世代877人を対象に「Z世代のSNS利用」に関する実態調査を実施し、結果を公表した。
■Z世代が普段利用するSNSの1位は「LINE」次いで「Instagram」
まず最初に、Z世代の人々が「普段どんなSNSを利用しているのか」について質問を行ったところ、Z世代の過半数が「LINE」「Instagram」「X(旧Twitter)」を普段から利用しているという現状が明らかになった。
近年流行している「TikTok」は上位3つのSNSに比べると比較的普段からの利用者は少ない結果となり、上位を占めている「LINE」「Instagram」「X(旧Twitter)」の圧倒的な利用率の高さが伺えた。
■Z世代の1日のSNS利用平均時間は「1~2時間」
続いて、Z世代が1日にどのぐらいSNSを利用しているのか、「1日のSNSを利用する平均時間はどのくらいか?」という質問を行ったところ、「1~2時間」と回答した人が最多となった。
また、そんな中でもZ世代の約1割は「5時間以上」と回答しており、1日の約5分の1をSNSの利用に費やしていることが判明。
■Z世代がSNSを利用する目的として最も多かったのは「情報収集のため」
Z世代の人々がSNSを利用する目的を質問したところ、最も多かったのは「情報収集のため」となった。
この結果から、SNSでは多くの情報が出回っているからこそ「検索ツール」のように利用している人が多くいるのではないかと同社は考察している。
また、次に多かった「暇つぶしや息抜きのため」という結果からも、SNSをチェックするという行動が日常の中で習慣化されていることがうかがえる結果に。
■Z世代の約半数が「いいねやコメントなど他者からの反応が欲しい」と回答
続いて、1つ前の質問で「発信のため」にSNSを利用していると回答した人を対象に、「SNSで発信を行う理由は何か?」という質問を行った結果、「いいねやコメントなど他者からの反応が欲しいから」という回答が最多に。
また、「良いと思ったものを共有したいから」や「自分の日常を見てほしいから」と回答した人も多く、Z世代の中には自分の思いや経験を他者に共有したい人々が多いことが見受けられた。
■Z世代が主に発信・投稿を行うために利用しているSNSは「X(旧Twitter)」
では、Z世代の人々が発信・投稿を行うために利用しているSNSは何なのか。
「主に発信・投稿を行うために利用しているSNSは何か?」という質問を行ったところ、最も多かったのは「X(旧Twitter)」という回答となった。
この結果から、Z世代は「X(旧Twitter)」の特徴である短文投稿や思いついたらすぐにつぶやくことができるという点に関して、気軽に情報を発信・投稿しやすいと感じ利用しているのではないかと同社は考察している。
■Z世代の約2割が他者のSNS投稿に対して「誰にでもアクションする」と回答
続いて、Z世代の人々が「SNS上で他者の発信・投稿に対してどのような関わり方」をしているのか質問をしたところ、「知り合いに対してのみアクションする」という人が最も多い結果となった。
また、「誰にでもアクションする」「知らない人に対してのみアクションする」と回答した人の割合も合わせると約70%となり、Z世代の多くは何かしらのアクションを行い、他者との繋がりを求めているのではないかと同社は考察している。
■Z世代が他者のSNS投稿にアクションを行う1番の理由は「共感したことを示すため」
Z世代の人々が他者の発信・投稿にアクションを行う理由は一体何なのか質問をしてみると、最も多かった回答は「共感したことを示すため」で、次に「仲良くなりたいから」が続く結果。
この結果から、Z世代の中にはSNSを通じて何かしらのアクションを行うことで、自ら交流のきっかけを作り、他者と関係を築こうとする傾向が多いことが見受けられる。
■Z世代の約5割が「他人のSNSの投稿に嫉妬や羨望を感じた経験がある」と回答
最後に、「他人のSNSの投稿に嫉妬や羨望を感じた経験はあるか」と質問したところ、約5割のZ世代が嫉妬や羨望を感じた経験があるという結果に。
現在、Z世代の中でSNSの利用は当たり前のこととなっているが、SNSは他者の日常を間近に感じることができるからこそ、他者と自身を比較して嫉妬や羨望を感じてしまいやすいのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
調査期間:2024年9月17日~2024年9月24日
調査機関:アップデイト
調査対象:47都道府県在住の18~27歳男女
有効回答数:877
調査方法:インターネット調査(「Fastask」使用)
<参考>
otalab調べ『「Z世代のSNS利用」に関する実態調査』