ディエスジャパンは、本社(大阪府東大阪市)の使用電力をUPDATERが提供する再生可能エネルギー100%プランに10月1日から切り替えると発表した。これにより、温室効果ガス(Scope1+2)の排出量を約9.6%削減する見込みとのことだ。
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本社を皮切りに、2030年までに全拠点で再生可能エネルギーを活用することを目指すという。再生可能エネルギー100%プランは、再エネ指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで実現され、CO2排出量もゼロとなるとしている。
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ディエスジャパングループは、温室効果ガス排出削減の目標をSBTイニシアチブへ提出し、中小企業向け検証ルートにおいて「1.5℃目標」に整合しているとして、2024年2月にSBT認定を取得。2030年までに2021年度比でScope1およびScope2の排出量を42%削減する短期目標を掲げている。また、Scope3の排出量の把握と削減にも取り組むとしている。
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今回切り替える本社の総電力量は約76,258 kWhで、ディエスジャパングループ全体の約9.6%に相当。この切り替えにより、年間で5%程度のコスト削減も見込んでいるという。現在、ディエスジャパングループの総電力量のうち25.7%が再生可能エネルギー由来だが、本社の切り替えにより35.3%に増加する予定とのことだ。
ディエスジャパングループは、今後も全国の拠点において再生可能エネルギーの導入を順次進めていくとしている。