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第一スマート少額短期保険が展開するデジタル完結型保険ブランド「デジホ」は、一般的に外交的とされる「陽キャ」と、内向的とされる「陰キャ」を軸に、Z世代の男女・合計500名を対象に意識調査を実施し、結果を公表した。
なお、同調査ではZ世代=15~27歳としている。
■Z世代のキャラクター戦略
Z世代(15~27歳・500名)を対象に、「自認する性格と、他人から見た性格」について調査したところ、69.2%が自称する性格を「陰キャ」と回答。
自身を「陰キャ」と感じたシーンについては、「大人数の集まりで気疲れした時」、「人前で話す時」「大人数の前に立つ時」が上位にあがった。
また、陰キャを自称する人(n=346)のうち、他人からは陽キャと見られているが陰キャを自称する層(=ファッション陰キャ層)は10.8%ほど存在することも明らかに。
そのうえで、Z世代全体の31.6%が「陽キャとカテゴライズされる」ことに「抵抗がある」と判明。さらに、全体の半数に迫る49.0%が「自身を陽キャと明言することはリスク」と回答した。
これらの結果から同社は、Z世代は他人からの「安易な陽キャ認定」にリスクを感じており、自身の性格を周囲の評価以上に陰キャとする「ファッション陰キャ」層の存在など、全体的に陰キャでいることを好む傾向にあることが伺えたとしている。
■Z世代のリスクマネジメント術
全体を対象に、「陰キャを自称することで回避できるリスク」をシーン別(仕事・プライベート)で調査。その結果、両シーンで「幹事やリーダー役をやらされる(仕事:22.8%/プライベート:15.6%)」「飲み会に誘われる(仕事:18.8%/プライベート:12.6%)」に回答が集まり、最も共感を得た。
なお、「陽キャにカテゴライズされることで不利になる場面」としては、仕事・プライベート共に「期待をされすぎてプレッシャーを感じる」「無理に社交的な行動を求められる」「交流がふえることでプライベートな時間や空間が侵害される」などの場面に回答が集まっている。
さらに、「実際に性格を陽キャに取り繕ったことによる失敗談」からも、自身を陽キャと演出することのリスクが垣間見られる結果に。
一方で、陰キャと判断されることにもネガティブな意見はあり、「陰キャであることで損をすること」を調査すると、「人脈が広がりにくい」「コミュニケーション能力が低く見られる」「社交的な場に誘われづらい」などの懸念を感じている事もわかった。
■キャラクター別交流関係の実態
自己認識のキャラクター別(陽キャ:n=154/陰キャ:n=346)に、「直近1カ月で会った友人の人数」を聞いたところ、「陽キャ:平均4.1人/陰キャ:平均5.0人」と、プライベートで直接友人に会う機会には差がない結果となった。
一方で、「職場でプライベートな話をした同僚・上司の人数」では「陽キャ:17.5人/陰キャ:5.7人」と、職場での交流においては約3倍の差を確認。
さらに、オンライン上での人との交流を示す「各種SNS上でのフォロワー数」を聞いたところ、全てのSNS(X、Instagram、LINE、TikTok、BeReal)で陽キャの方がフォロワー数を多く抱えており、特にXとInstagramの300人以上フォロワーを抱える層に割合において、大きな差が開く結果に。
また、全てのSNSにおいて陰キャの方が利用率が低い傾向にあることもわかった。
【キャラクター別チャレンジ意向】
同じくキャラクター別に、「30代になった時に目標とする個人年収およびパートナーに求める年収」を聞いたところ、個人年収は「陽キャ:平均612万円/陰キャ:平均463万円」、パートナーに求める年収は「陽キャ:平均620万円/陰キャ:465万円」となった。
また、同結果を男女別に見ると、全ての項目において陽キャの方が自他ともに求める理想額が高い結果になった一方で、陰キャは堅実な年収額を目標としていることが伺え、国税庁が発表している給与実態の「平均年収458万円」と比べても同水準の年収を目指していることが判明。
【調査概要】
調査期間:2024年8月9日~2024年8月10日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:Z世代(15~27歳)男女・500名
<参考>
第一生命グループの第一スマート少額短期保険株式会社調べ『Z世代のキャラクター別チャレンジ意識調査』