東海道・山陽新幹線では、2024年4月からエクスプレス予約法人会員向けに、CO₂フリー電気を活用することで移動に伴うCO₂排出量を実質ゼロとするサービスを提供している。

このたび、2024年10月からサービスの導入企業が拡大し、対象エリアが九州新幹線(博多~鹿児島中央間)にも延伸されることが発表された。これにより、東京~鹿児島中央間での移動においても、CO₂排出量を実質ゼロにすることが可能となるとのことだ。

また、新たにサービス名称が「GreenEX(グリーンイーエックス)」に決定。名称は、地球環境に優しいイメージを伝える「Green」と、「エクスプレス予約サービス」を意味する「EX」を組み合わせたもので、エクスプレス予約サービスを利用することで地球環境に優しい選択をしてほしいという想いが込められているという。

サービスの導入企業は、以下の通り(2024年10月時点、導入時期・五十音順):
・アストラゼネカ(4月導入済)
・第一三共
・オリックス
・RYODEN
・共同印刷
・三菱倉庫
・アスカ
・メルク
・メルクエレクトロニクス
・メルクバイオファーマ
・ヴェルサムマテリアルズ・ジャパン
・シグマアルドリッチジャパン
・他1社

サービスのスキームとしては、JR各社が電力会社等からCO₂フリー電気を調達し、エクスプレス予約法人会員の出張利用分に対してCO₂フリー電気を充当する。エクスプレス予約法人会員にはCO₂削減効果の証書が発行されるという。