ハピネット・ロジスティクスサービスは、物流業界の深刻な働き手不足に対応するため、「ハピネット市川ロジスティクスセンター」のリニューアルを実施し、稼働を開始したと発表した。
同社は、物流業界の深刻な働き手不足に対応するため、荷役作業の「省人化・自動化」を推進している。
また、玩具・模型玩具やビデオゲームなどのエンタテインメント商材を取り扱う同センターは、2001年10月から同社の物流機能の中心として稼働していたが、機械の老朽化により本来の能力が発揮できない状態だったという。
そこで同社は、「自動化・省人化・効率化」を実現することが必須と考え、これまで培ってきた「エンタテインメント物流」の経験を活かした新しい物流設備の導入と機械の入れ替えを実施。
スタッカークレーンが商品の入ったコンテナや段ボール箱などを棚に自動で運び、保管する自動倉庫「ファインストッカー」を導入し、労力と人員を削減するだけでなく、在庫管理精度の向上などにも繋げるとしている。
また、リニューアル前から使用しているピースソーター(リニソート)の入れ替えを実施。同時に178店舗分の仕分け作業を行うことで、1時間あたり13,000個の商品を仕分けることが可能になるという。
さらに、仕分け作業の効率化を図るため、商品を複数の小型AGV(無人搬送車)で搬送する自動出荷システム「T-Carry system」と「シャッターアソートシステム」を導入。小型AGVが作業者の元に商品を運び、作業者は出荷に必要な数量を同システムに入れるため、繊細な商品の仕分け作業が可能になるとのことだ。