セブン‐イレブン・ジャパンと東京ガス、東京ガスエンジニアリングソリューションズは、セブン-イレブンの事業活動および店舗を含むサプライチェーン全体の脱炭素化推進等を目的とした連携協定を締結した。
3社は、2024年3月より、関東エリアのセブン-イレブン約750店舗に対し、太陽光発電によるオフサイトコーポレートPPA(※)スキームと、東京ガスの発電所等からの電力供給や環境価値の活用によりCO2排出量が実質ゼロとなる取り組みを開始。
店舗に対して供給する電力は、三井物産プラントシステムが調達する10,000キロワットの太陽光発電による電力と東京ガスの発電所を中心とした電源の電力から構成され、環境価値とともに供給されるという。なお、将来的には同スキームによる供給を約2,000店舗まで拡大することを目指しているとのことだ。
3社は今後、同協定の締結を機に、各社が保有する技術・知見を活用し、セブン‐イレブンの店舗を含むサプライチェーンのCO2排出量を削減するとともに、さらなる脱炭素化の推進に取り組み、地域・公共へ貢献していくとしている。
■同協定について
協定名称
「株式会社セブン-イレブン・ジャパンと東京ガス株式会社および東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社との環境負荷低減における連携協定書」
同協定の連携項目
(1)再生可能エネルギーの新規開発
(2)開発した再生可能エネルギーの最適な利用
(3)蓄電池や水素等による再生可能エネルギーの変換・貯蔵・輸送・利用等の技術開発・実証等
(4)再生可能なガス体エネルギーの調達や利活用、技術開発・実証等
(5)食の価値提供やBCP向上等サプライチェーンにおける設備・サービスの開発・実証等
(※)オフサイトコーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)。設備設置事業者が太陽光発電設備等を設置・所有し、電力会社の送配電網を介して発電場所と別の場所で、企業が発電した電気および非化石価値を長期に購入する契約のこと。