僕と私とは、全国のZ世代・Y世代・X世代700人を対象に、ストレスに関する意識調査を実施し、結果を公表した。
■ストレスを感じているZ世代は65.4%
まずはじめに、世代ごとにどのくらいの人がストレスを感じているかを聞いてみた結果、もっとも多かったのはX世代で、「非常にストレスを感じている」「ややストレスを感じている」の合計が73.9%という結果に。
次にZ世代で65.4%、Y世代がもっとも少なく64.1%となった。
X世代のストレスが突出しているものの、いずれの世代も6割以上が何かしらのストレスを抱えて生活していることが明らかに。
■ストレスの原因は全世代共通で「将来への不安」が1位
続いて、各世代のストレスの原因を探ったところ、全世代でもっとも多かったのは「将来への不安」で、Z世代で34.6%、Y世代で40.1%、X世代で45.0%と、年齢を重ねるごとにストレスが増す様子がうかがえた。
また、世代ごとで多少順位の前後はあるものの「人間関係」「経済的な問題」が2番目・3番目に多い回答となっている。
なお、X世代は「仕事」が同率3位の36.7%で、Z世代よりも11.7%、Y世代よりも8.0%高い結果に。
その他、4位以下を見ると、Z世代のストレスの原因としては、「学校・勉強」「容姿」「恋愛・結婚」「他人の言動」「SNS」が多く挙げられたのが特徴的となっている。
■将来に対するストレスの要因は「経済的な不安定」
前の質問で全世代を通じてもっとも多かった「将来への不安」に関して、具体的にどのようなことをストレスとして感じるのかを聞いた結果、圧倒的に多かったのが「経済的な不安定」で、Z世代で40.2%、Y世代で47.9%、X世代で61.7%となった。
そのほか、Z世代の「就職・受験(23.8%)」「恋愛・結婚(19.5%)」や、X世代の「自分の老後(42.2%)」など、各世代特有の悩みがストレスに反映されているのがわかる。
また、「自分の健康状態」が全世代において3位にランクイン。Z世代においても22.4%が挙げており、「恋愛・結婚(19.5%)」よりも多い結果に。
一方で、Y世代で2番目に多かった回答は「ストレスを感じることはない」で27.5%となっている。
■Z世代の46%がストレス発散できている
次に、そうしたストレスを発散できているかを聞いてみたところ、Y世代・X世代が「ストレス発散ができている」と答えたのは40%弱に留まった一方で、Z世代に関しては半数に近い46%が発散できていると回答。
■Z世代のストレス発散方法は「推し活」で29.7%
上記に関連してストレス発散の方法を尋ねたところ、各世代の第1位は、Z世代が「音楽鑑賞(31.7%)」、Y世代が「運動(31.7%)」、X世代が「一人の時間を過ごす(37.8%)」と世代ごとに特色が出る結果に。
世代間で比較すると、Z世代は「推し活」が29.7%と他世代に対して圧倒的に高く、Y世代は16.2%、X世代に至ってはわずか8.9%。
Z世代がストレス発散できていると感じる秘密は、もしかしたら昨今話題の「推し活」にあるのかもしれないと同社は考察している。
【調査概要】
調査名:Z世代/ミレニアル世代/X世代に聞いた!ストレスに関する意識調査
対象条件:全国のZ世代(15~27歳)、Y世代(28~39歳)、X世代(45~59歳)男女
調査期間:2024年7月19~22日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:700名(Z世代353名、ミレニアル世代167名、X世代180名)
<参考>
僕と私と『Z世代/ミレニアル世代/X世代に聞いた!ストレスに関する意識調査』