大和ハウスグループのコスモスイニシアおよびコスモスホテルマネジメント、UPBONDは、Web3を活用した新たな旅行体験のための実証実験を9月17日から開始すると発表した。

Web3を活用した新たな旅行体験のための実証実験を開始

コアパートメントホテル「MIMARU」では、宿泊者の90%以上が外国人であるため、訪日外国人家族ならではの不安や習慣の違いによる不便を解消するサービス「KURO-GO」を開始。

第1弾となる手荷物当日配送サービスでは、「MIMARU東京エリア⇄羽田・成田空港間」の手荷物を当日配送することで、荷物の多い入国・帰国時や子どもと一緒の電車移動、観光地での滞在を身軽にし、快適な移動をサポートしているという。

今回の実証実験では、KURO-GO荷物配送サービスを利用する「MIMARU」の2施設(MIMARU東京 八丁堀、MIMARU東京 STATION EAST)の宿泊者を対象にWeb3を活用したNFT会員証を発行するという。

NFT会員証には、荷物配送サービスの申込、本人確認機能、パスポートの事前登録機能を搭載。同機能を使用する宿泊者に対してインセンティブとしてステーブルコイン(仮想通貨)を付与するとのことだ。

また同実験において、世界中の旅行者に旅前〜旅中〜旅後の旅行者の煩雑な手続きを削減し、本人確認プロセスにおける顧客体験価値の向上およびNFT、ステーブルコインの受容度などの検証を実施するという。

実証実験の概要

同実験を通じ、フライトや日本国内移動等の交通手段やレジャー、飲食店予約などとの連携や一人ひとりに合わせた旅行体験のレコメンド、他企業のサービスとの連携などを視野に、訪日旅行時の顧客体験向上を目指すとしている。