日本マクドナルドは、多様な人材が活躍できる環境づくりの取り組みの一環として、クルー(店舗アルバイトスタッフ)のアピアランスポリシーを改訂し、髪色を自由化したことを発表した。
同社は、創業当初から「ピープルビジネス」であるということを掲げ、性別、年齢、国籍など、さまざまな個性や背景を持った多様な⼈材が個々の強みを最⼤限に発揮して、いきいきと働ける職場の実現を目指しているという。
店舗においては、食を扱う企業の責務として、クルーのアピアランスポリシーを定め、「髪色」「つめ」「ユニフォーム」などをはじめとする様々な項目において、身だしなみに関する基準を設けている。
今回、約20万人のクルーが髪色を自己表現の1つとして自分らしい働き方をしてほしい、また自分らしく働くことによってさらにポジティブに仕事に取り組んで欲しいとの想いから、「髪色」の自由化を実施。
アピアランスポリシー改訂前に、「髪色」の自由化をテスト導入をした大阪府の「マクドナルド天王寺北口店」では、新学期が始まる4月には昨年よりも約3倍のクルーを採用することができ、クルー数は、昨年同月に比べ30人以上も増加したという。
同社は、今後も多様な人材が自分らしくいきいきと働くことのできる環境の実現を目指すとしている。
■アピアランスポリシー(改訂後、一部抜粋)
清潔感があり、お客様へ不快感を与えないか
・清潔感のある髪型
・接客のプロとしてのメイクを心がける
フードセーフティに影響がないか
・装飾品は身につけない
・ひげをきれいにし、もみあげは短く清潔に
多様性を大切にしているか
・髪色は自由(NEW)