阪急阪神不動産(以下、HHP)は、エイチ・ツー・オーリテイリング(以下、H2O)と協力して、H2Oグループが所有する千里阪急百貨店・千里セルシー敷地とHHPが所有する千里阪急ホテル敷地を一体的に再開発する「千里中央地区再整備計画」を実現すべく、検討を進めると発表した。

開発計画のイメージ

具体的には、千里阪急百貨店・千里セルシー敷地においては、両敷地間の廃道と新設されるバス・タクシー乗場の上空利用により大街区化を行い、千里阪急百貨店が入居する大規模商業施設(延床面積10万平方メートル級)の新設を検討。

千里阪急ホテル敷地においては、同商業施設および隣接する千里東町公園と連携した賑わい・交流機能を導入する予定だという。

さらに、これらの施設では、さまざまなイベントを通じて新たなライフスタイルを提案するほか、セルシー広場を継承する賑わい広場の整備・運営や千里中央駅から千里東町公園に繋がる歩行者ネットワークのバリアフリー化など、賑わい・憩い・交流のあるまちづくりを目指すとしている。

位置図/大街区北の拡大図

阪急阪神ホールディングスは、2022年2月に豊中市と包括連携協定を締結しており、これまでも同市と緊密に連携・協力し合い、グループを挙げてまちづくりや持続可能な社会の実現に向け取り組んでいるという。

なお、開発プランやスケジュールなど具体的な内容については、今後、関係者間の協議や事業計画の精査等を重ね、決まり次第公表するとのことだ。

建物概要