日立製作所(以下、日立)とKDDIは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」における共同展示「Society 5.0と未来の都市」の展示内容を発表した。
同展示は「未来は自分たちで変えられる」をコンセプトに、来場者が未来の課題に対する解決策を自ら選択し、未来の都市がどのように変わるかをシミュレーションで体験できる内容となっているとのことだ。
■「Society 5.0と未来の都市」概要
展示は「シアターゾーン」と「アクションゾーン」で構成される。
(1)シアターゾーンについて
120人が同時に入場可能なシアター形式の施設で、スマートデバイスを活用して未来の都市を創るインタラクティブな体験ができる。来場者が「2035年の未来をのぞき、課題解決に参加できるサイバー空間」という設定で、2035年の未来に住む子どもからSOSを受け取り、ナビゲーターとともに課題解決策を選択することで、未来の都市の変化を体験できるという。
(2)アクションゾーンについて
子どもが体を動かしながら都市の課題を解決するゲームコンテンツが用意されており、一人ひとりの行動が都市の課題を解決に導き、未来の都市を変えられることを体験できる。詳細は今後発表予定。
また、KDDIは大阪・関西万博の会期中にバーチャルプラットフォーム上に「バーチャル未来の都市」を構築し、パビリオンとは異なる体験を提供するという。この「バーチャル未来の都市」では、来場者がアバターとして街を散策し、協賛者の未来のテクノロジーに触れたり、街の住人と会話したりすることで、自分たちの生きたい未来を考えることができる体験が提供されるとのことだ。
なお、「Society 5.0と未来の都市」の展示内容は、日立が9月4日から5日に開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」や、KDDIが9月3日から4日に開催する「KDDI SUMMIT 2024」でも紹介される予定だとしている。