一般社団法人SWiTCHは、8月17日に「渋谷で感じる海。プロジェクト」を開催すると発表した。

小中学生が参加して制作した廃漁網生地のアート

同プロジェクトは、都市部と海のつながりを再認識させ、海洋問題を含む環境問題への具体的行動を促進することを目的としているという。

地球温暖化が加速する中、世代・業界・国境を超えた「若者の熱で地球を冷やす」取り組みとして、渋谷区・渋谷区教育委員会・一般社団法人渋谷未来デザインの後援のもと実施されるとのことだ。

■「渋谷で感じる海。」6つのプロジェクト

「渋⾕で感じる海。プロジェクト」では、渋⾕をステージに⼩中⾼⼤学⽣・企業・⾃治体・アカデミアが連携し、環境にプラスのインパクトを与える6つのプロジェクトを実施している。

「渋谷で感じる海。」6つのプロジェクト

01.アート作品展示
<廃漁網100%の巨大サーキュラーアートが地下空間に登場>
日時:2024年8月17日〜8月31日
会場:渋谷駅東口地下広場/UPLIGHT COFFEE前
アクセス:渋谷駅 B7出口直結
作品名:「From The OCEAN」

作品は最初は漁網の回収から始まりアート作品に。展示を終えた後は素材として再利用

<地球を元気にするアートツアーを実施>
COPに日本政府団として参加している佐座マナ氏と、ロンドン芸術大学 Central Saint Martis卒のサステナブルアーティスト 佐座レミ氏の姉妹がガイドする「地球を元気にするアートツアー」も開催予定。参加者募集中。
開催日:8月17日・8月19日・8月20日、いずれも10:00〜11:00
参加費:無料

02.渋谷駅周辺サイネージジャック
一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントと連携し、渋谷駅周辺5か所で環境啓発プロジェクトを展開。渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラス、渋谷ヒカリエ、SHIBU HACHI BOX、渋谷駅東口地下広場などで、地球環境の現状と環境にプラスのインパクトを与える事例を動画で紹介

渋谷駅周辺サイネージジャック

03.小中学校ワークショップ
<都市と海のつながりを体験し、自分ごと化するワークショップ>

SWiTCHは7月から8月にかけて、日本財団 海と日本プロジェクトの助成を受け小中学生を対象にとした全5回のワークショップを実施。渋谷区をはじめとする小中学校19校からのべ220名の児童が参加し、環境教育と創造的活動を体験。

学びの集大成として、参加者たちは海洋プラスチックや温暖化問題を解決する「地球を元気にするオリジナルのプランクトン」を描き、同社はこの活動を通じて、子どもたちの環境問題への理解と創造的な問題解決能力の育成を図ったとしている。

小中学校ワークショップの様子

04.プランクトン図鑑
<小学生が考えた「地球を元気にするプランクトン」をオンラインで紹介>

ワークショップに参加した東京都渋谷区立 臨川小学校・笹塚中学校の作品に加え、プロジェクトに賛同したイギリスの小学生からも作品が寄せられた。プランクトンがもつ地球を元気にする影響力について作品を描いた児童本人の解説つきで、特設サイト「地球を元気にするプランクトン図鑑」で公開中。

解決したい海洋問題を考える

05.トークセッション
<アート制作のサポートメンバーによる対話>

日時:2024年8月23日16:30~18:30
場所:渋⾕スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS
形式:ハイブリット開催(対面・オンライン配信あり)
参加費:無料
内容:
「海と人間の共存」海洋問題に対する取り組みを行っている企業や海洋関係のアカデミアと一緒に「海と人間の共存」について対話。

06.明治コラボカフェ
<カカオの多様な活用を紹介>

8月17日~31日、巨大プランクトン展示会場内のUPLIGHT COFFEEで明治が、チョコレートにとどまらないカカオの活用法を紹介。期間限定で2種類のオリジナルカカオドリンクも楽しめる。

明治コラボカフェ商品