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マイクロコーテック、植物工場で活用する「人工光源」を開発 消費電力を最大で20~30%削減し植物の生育性も向上

マイクロコーテックは、人工光源の開発に成功したことを発表した。

採算の厳しい植物工場業界において最もコストのかかる光源。その光源には照明用として普及している比較的安価な白色系のLEDが用いられてきたという。

今回同社が開発した「人工光源」は、従来の手法とは真逆に光合成に必要な単一波長の高価なハイパワー系のLEDを多く用い、流す電流値を抑えることで熱抵抗を下げることによりLEDの発光効率を向上。

見かけのコストは高くなるものの、耐久性が100,000時間と従来品の2倍に向上しているため、これまでより高いレベルでの収益性の改善が見込まれるとしている。

なお、同社は同人工光源の特許を出願しており、発売開始は2024年11月を予定。

人工光源による低消費電力、高生産性の光源の実現により、技術革新が著しい太陽光発電およびバッテリーへの投資額も大幅に削減ができるとし、同社は今後、植物工場のみならずハウス栽培なども含め更なる環境対応型の高生産性の農業になっていくと予測しているとのことだ。

■「人工光源」概要

電力消費量:25%~50%削減
収量:20%~30%増収
ランプ寿命:100,000hr(白色系光源の2倍)
※比較対象は白色系LED(下記仕様比較対象表参照)

従来品との仕様比較

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