Amazonは、北海道への航空輸送の利用を開始し、道内への翌日配送を拡大することを発表した。これにより、Amazon.co.jpで購入できる700万点以上の商品の翌日配送が、47都道府県全てで利用可能になるとのことだ。
従来、北海道への配送はトラックとフェリーで行い、数日を要していたが、空輸を利用することで、道内で初めて翌日配送が可能となる。同社は、羽田空港から新千歳空港へ運航されている旅客機の空いた貨物スペースを活用し、一カ月に数十万個の商品を配送する予定だという。
また、離島を除く道内の利用者は、前日正午までに注文することで、翌日に商品を受け取り可能となるほか、道内の札幌市、旭川市、函館市、帯広市などの一部の地域において、約20万点の商品の当日配送も利用可能になるとのことだ。
同社は近年、より迅速で、信頼性高く、便利な買い物体験を提供するため、物流分野への投資を加速させており、現在、国内には25カ所以上のフルフィルメントセンター(物流拠点)と50カ所以上のデリバリーステーション(配送拠点)を設置している。
さらに、より優れた在庫管理や的確な需要予測、注文処理プロセスでのテクノロジーの活用を促進することで、日本の利用者は、Amazonネットスーパーで最短約2時間から、通常のAmazon.co.jpでの買い物では、注文から11日後までの配達日時指定便など、自身の都合に合った配送スピードを選択できるとのことだ。