キリンビバレッジと遊園地「よみうりランド」は、よみうりランドで使用済みペットボトルを回収してペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」水平リサイクルの取り組みを、8月より協同で開始することを発表した。

今回、両社は、よみうりランド内に設置されているリサイクルボックスの回収を一括して行うスキームと、園内で集まったペットボトルをペットボトルへ再生する水平リサイクルモデルを協同で構築し、運用開始するという。

同取り組みでは、よみうりランド内に設置しているリサイクルボックスから使用済みペットボトルを回収し、彩源にてペットボトルの中間処理を実施。

リサイクラーである豊通ペットリサイクルシステムズに供給した上で樹脂の再原料化を行い、キリンビバレッジが再生PET樹脂を使用した容器の飲料の製造を行うという。

取り組みの流れ

両社は、リサイクルモデルを確立することで、「ボトルtoボトル」に向けた社会インフラの拡充を実現するとしている。

なお同スキームを適用することで、リサイクルボックスの回収コストの低減と中間処理までのルートの効率化が可能となり、年間約50トンの使用済みペットボトルがより低コストでの「ボトルtoボトル」の実現につながるとのことだ。

また、よみうりランドにて開催する「2024夏期自由研究応援プログラム 遊びながらSDGs を学ぼう!!」において、リサイクルの啓発を目的としたワークショップを8月21日に開催するという。

■リサイクル啓発プログラム概要

内容:よみうりランド内で回収し、洗浄・粉砕したペットボトルのキャップを樹脂でコーティングした素材を使う、アップサイクルワークショップ。さまざまな色のキャップが散りばめられたコースター作りを間近で見ることで、プラスチック製品の成型方法とリサイクルについて学ぶことができる。

日程:8月21日10:00~18:00

場所:よみうりランド グッジョバ‼エリア「BUNGU factory」前

費用:無料(別途入園料が必要)