学情は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「初任給」についてインターネットアンケートを実施し、その結果を公表した。
■初任給を引き上げる企業、専門性や能力に応じて初任給を設定する企業は「志望度が上がる」の回答が9割超
「初任給を引き上げる企業」や「専門性や能力に応じて初任給を設定する企業」について、「志望度が上がる」と回答した学生が63.6%に上った。
「どちらかと言えば志望度が上がる」という回答を合わせると、9割以上が「初任給を引き上げる企業」や「専門性や能力に応じて初任給を設定する企業」は志望度が上がると回答。
具体的に、「専門性や能力、学んできたことが初任給に反映されるのは嬉しい」「自分の今までの頑張りを評価してくれていると感じる」「給与が高い企業は、他の面でも働きやすい環境が整備されていると思う」「初任給を引き上げる企業には、成長性を感じられる」などの声があがった。
■学生が適正だと感じる初任給は上昇傾向。「月収25~29万円」の回答が、前年比6.0ポイント増
初任給はどの程度が適正だと思うか聞いたところ、「月収25~29万円」と回答した学生が44.1%に上った。
2023年に、2025年卒の学生を対象に実施した調査と比較すると、「月収20~24万円」の回答は6.0ポイント減少、「月収25万円~29万円」の回答は5.0ポイント増加する結果に。
初任給を引き上げる企業が増加していることや物価が高騰していることを受け、学生が適正だと感じる初任給の金額は上昇傾向であることが分かった。
【調査概要】
調査期間:2024年6月19日~2024年7月8日
調査機関:学情
調査対象:「あさがくナビ2026(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
有効回答数:707件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
<参考>学情『「初任給」について調査』