福井県あわら市は、7年ぶりに「北潟湖畔花火大会」を開催することを発表した。

「北潟湖畔花火大会」イメージ

同イベントは、ガバメントクラウドファンディング(GCF)を活用し実施するとのことだ。

1月1日に発生した能登半島地震で石川県に隣接する同市も被害が発生し、当初3月に予定していた花火大会は、会場となる北潟地区で道路の割れや液状化などの被害が発生したことから、開催を延期したという。

しかし今年は市制20周年の節目の年でもあり、北陸新幹線芦原温泉駅開業というビックイベントを好機と捉え開催を決定したとのことだ。

なお、物価高騰などにより7年前と比べて経費がおよそ2倍に膨らんでいることや、イベント内容を抜本的に見直す必要があることから、花火大会という形は今年で最後になるという。

■ガバメントクラウドファンディング(GCF)について

トラストバンクが提供しているクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示して広く資金を調達するもの。

寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができるという。

<実施概要>
プロジェクト名:過疎化を食い止めたい!次なる挑戦へとつなぐ決意の花火
募集(目標)額:5,500,000円
寄附金の使い道
花火大会の開催費として活用(上回った分があれば、2025年に北潟エリアで開催する予定のイベントに活用)
募集期間:7月1日~8月30日(61日間)

プロジェクトイメージ

■北陸新幹線芦原温泉駅開業記念「北潟湖畔花火大会」概要

開催日:8月31日(荒天の場合9月1日に順延)
開催スケジュール
16:00キッチンカーブースオープン(湖畔公園内のサイクリング広場に約20台のキッチンカーが集合)
18:00オープニングイベント(地元金津高校の吹奏楽部や和太鼓チームによる演奏等を実施)
19:30花火打ち上げ開始(約2,000発の花火の打ち上げ予定)
会場:北潟湖畔公園芝生広場