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家事は女性がするもの——。今やこの考え方は過去のものだと実感している人も多いだろう。
実際に、総務省の「労働力調査」によると、女性の就業者数は3,000万人を超え、共働きの家庭が増加。また、働くシニア層(65歳以上)も増え続けており、家事の分担・省力化・効率化が求められている。
なかでも洗濯は、洗濯機やウォッシャブル衣類の進化とともにクリーニング市場が縮小しており、「おうち洗い」が多くなっているという。従来、“お母さんの仕事”であった洗濯は、前述した社会の変化により“みんなの仕事”へと変化してきている。
こうした社会構造やライフスタイルの変化を捉えたP&Gジャパン は、“誰でも失敗しない未来の洗濯洗剤”として、先ごろ濃縮液体洗剤『アリエール MiRAi (ミライ)』を発売。“誰でも失敗しない未来の洗濯洗剤”である所以はどこにあるのか。P&Gが目指す洗濯のあり方を取材した。
ユニバーサル・パッケージと3つの洗濯ニーズ
P&Gでは“誰でも失敗しない未来の洗濯洗剤”を生み出すため、誰でも使いやすい「ユニバーサル・パッケージ」と、今後予想されている3つの洗濯ニーズを意識して開発を進めたという。
誰でも使いやすい「ユニバーサル・パッケージ」
洗濯の担い手が多様化するなか、誰でも使いやすい洗剤を目指し「ユニバーサル・パッケージ」を導入。人間工学に基づいた握りやすいボトルや、裏面の説明には直感的に使い方がわかるアイコンを採用した。シニア層や外国人、そして、はじめて洗濯にトライする方でも使いやすいようにデザインされている。
ニーズその1:洗濯時間の最適化を図る「時間効率」
忙しい消費者が求めるのは効率の良さだ。液体洗剤の自動投入用洗濯機の普及により、洗剤の計量・投入の手間が減っている今、洗剤タンクへの詰め替え頻度も減らせる「濃縮液体洗剤」が支持されている。P&Gは、2030年には自動投入用洗濯機の普及が4割以上になると予測。同時に「濃縮液体洗剤」のユーザーも増加すると考えられている。
ニーズその2:どんな洗濯環境でも発揮できる「仕上がり効果」
洗濯してから干すまでに時間を要したり、天候や住宅事情により部屋干ししかできなかったりと洗濯環境はさまざまだが、どのような環境でも確実な仕上がりを得られる、品質の高い洗剤が望まれる。
ニーズその3:使用中・着用中の「菌・ニオイ対策」
P&Gの消費者リサーチでは、コロナ禍を経て、より清潔さが求められていることが明らかとなった。この3つ目の「菌・ニオイ対策」が、“誰でも失敗しない未来の洗濯洗剤”の鍵を握る。
特許手法採用の「菌予防(※1)」で洗濯後のニオイ問題へアプローチ
菌・ニオイ対策として、「除菌」「抗菌」の技術が従来の衣料用洗剤に導入されてきたが、時間の経過とともに菌は再び増殖し、洗濯の効果が持続しないという課題があった。しかし、その常識を覆すべく第3の菌対策を講じたのが、濃縮液体洗剤『アリエール MiRAi』だ。
菌が増殖してしまう限りニオイ問題は解決しなかったが、特許手法(※2)を採用し、洗濯後も菌を増殖させない「菌予防(※1)」を実現。これにより、ニオイ戻りや生乾き臭を防ぐだけでなく、洗濯槽の防カビも期待できるという。
「洗濯したばかりなのに、半日着ただけでニオイが気になる」
「生乾き臭がするから、もう一度洗おう」
『アリエール MiRAi』はこうした失敗をなくし、誰もが清潔な仕上がりの洗濯を可能にする未来の洗剤というわけだ。着用中に汗をかいても、洗濯後に濡れたまま放置しても、「菌予防(※1)」が味方になってくれる。
洗濯の“民主化”により、新しい洗濯の未来をもたらす
P&Gジャパン合同会社 社長のヴィリアム・トルスカ氏は、「アリエール MiRAi」の開発の狙いと今後の期待について次のようにコメントを寄せた 。
「洗濯にはいくつもステップがあり、プロセスが複雑で多くの知識が必要です。洗濯の担い手が多様化するなか、誰が使っても失敗しない、誰でもストレスなく洗濯ができる“民主化”の必要性があると考えています。『アリエール MiRAi』は菌予防(※1)を可能にし、2倍濃縮処方(※3)を実現しました。パッケージも使いやすく、わかりやすい『ユニバーサル・パッケージ』へと進化させています。機能とパッケージという二つのイノベーションから生まれた本製品は、新しい洗濯の未来をもたらすことでしょう」
『アリエール MiRAi』は、世界に先駆け日本市場で展開される。日本は、消費者の要求水準が高く市場を進化させてきたこと。洗濯の担い手の多様化がすでに始まっていること。そして、部屋干しやすすぎ1回など厳しい洗濯環境があることが理由だ。
日本で先行発売し、その成功をもって世界市場に展開することは、P&Gの成功モデルの一つとなっている。
(※1)接種直後の生菌数と比べ、18時間後に生菌数が同等または減少したことにより、菌の増殖を防ぐことによる。特定の菌種において試験。全ての菌の増殖を防ぐわけではありません。
(※2)日本特許第6833891号
(※3)アリエールジェル対比。