キャッシュレス決済の利用場面トップは「食事」　男女別では男性「外食費・娯楽費」、女性「被服費」で利用率高

「afb（アフィビー）」の開発運用をおこなうフォーイットは、全国の20代～60代までの男女500人を対象にキャッシュレス決済に関するアンケートを実施し、結果を公表した

【全体】キャッシュレス決済、「食費」の支払いでの利用がトップ

全国の20代～60代の男女を対象に、「何の支払いの際にキャッシュレス決済を利用しているか？」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「食費」で66.2%。次いで、「外食費」が50.4%、「娯楽費」が38.8%で続くという結果に。また、「その他」では旅行の予約などの回答が得られた。

なお、「キャッシュレス決済は利用しない（現金のみ）」と回答した人は10.2%となっている。

【男女別】男性は「外食費・娯楽費」、女性は「被服費」での利用率高

男女別で見ると、キャッシュレス決済を利用している人の割合は男性の方がやや多いという結果となった。その中でも、「外食費」や「娯楽費」、「通信費」で差が大きくなっていることが分かる一方で、「被服費」では唯一女性の回答が上回っている。

総務省統計局が発表している「家計消費単身モニター調査」によると、男性に比べて女性の方が「被服及び履物」に使う金額が多い傾向にあることが明らかになっており、必然的にキャッシュレス決済を利用している人の数も多くなっているのかもしれないと同社は考察している。

【年代別】年齢とともにキャッシュレス利用増加傾向。20代では「教育費」での利用も

年代別で見ると、キャッシュレス決済を利用している人の割合は年代が高くなるにつれて増加していることが判明。

ただ、20代では「教育費」と回答した人が8.0%おり、学費や教材費、オンライン学習アプリの支払いなどにキャッシュレス決済を利用している人が一定数いる可能性がうかがえた。

【未婚・既婚別】既婚者で生活関連費での利用率高

未婚・既婚別で見ると、キャッシュレス決済を利用している割合は既婚者の方がやや多い結果に。最も差が大きかったのは「光熱費」で既婚者の回答が約17％高くなっている。

結婚して世帯を持つと、単身世帯と比較して必然的に光熱費も高くなることから、還元されるポイントが多くなるなどさまざまな面でメリットがあるキャッシュレス決済を利用しているのではないかと同社は推察。

その他にも、家族割引などのお得なサービスがある「通信費」などで既婚の回答が多い結果となった。

【調査概要】
対象者：20歳～69歳の男女
サンプル数：500人
居住地：全国
調査方法：ネットリサーチ
アンケート実施日：2024年6月5日

＜参考＞
afb『キャッシュレス決済に関するアンケート』