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アクトインディは、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研」にて、子どもの睡眠時間や悩み、その原因と思われることとその対策などについて、ユーザーアンケートをもとに調査・分析し、結果を公表した。
■睡眠時間の全年齢で最多は「8時間以上9時間未満」
まず、子どもの普段の睡眠時間はどれくらいかをユーザーアンケートで尋ねたところ、最も多い時間帯は「8時間以上9時間未満」という結果に。次に「9時間以上10時間未満」という回答が続き、半数以上の子どもが、8時間から10時間ほどの睡眠をとっていることがわかった。
■13歳以上で約半数が8時間未満の睡眠に
睡眠時間は子どもの年齢ステージによっても大きく変わるが、年齢別に見た結果は、2歳以下では半数以上の子どもが10時間以上の睡眠を確保していることがわかる。
しかし、その長時間睡眠は年齢が上がるにつれ大幅に減少していることがわかった。
幼児期の3〜5歳では、10時間以上睡眠を確保している子どもは3割強まで減少。6〜8歳では、「9時間以上10時間未満(38%)」「8時間以上9時間未満(31%)」が多数。9~12歳では、9時間以上睡眠を確保している子どもは約20%まで減少。反対に、「7時間以上8時間未満」という回答が増加。
さらに、13歳以上では、8時間未満の睡眠時間が半数を超える結果に。
■睡眠に関する悩みは6割が「ある」、3歳以上では7割以上が悩みあり
次に、子どもの睡眠不足や就寝・起床時間に関する悩みはあるかを聞いたところ、6割以上の保護者が「ある」と回答。
■2大悩みは「夜遅くまで起きている」「朝なかなか起きない」
「悩みがある」という人に、具体的にどんな悩みか聞いたところ、全年齢で最も多かったのは、「夜遅くまで起きている」で約半数。次に、「朝なかなか起きない」が続き、この2つの悩みが他の回答に大きく差をつける結果となった。
なお3~4番目は、「休みの日に起きる時間や寝る時間が遅くなる」「寝つきが悪い」が続いている。
■睡眠不足の原因トップは「YouTubeなどの動画視聴」
子どもの睡眠不足や就寝・起床時間の不規則さは、どのようなことが原因になっていると思うかを尋ねたところ、「YouTubeなどの動画を遅くまで見ている」が約50%で、2位以下に差をつけて最多に。
次に、「遅くまでテレビを見ている」が32%で、動画視聴の原因が続く。また「親の都合などで夜ご飯の時間が遅くなっている」という声も目立っている。
■「テレビ視聴が原因」は小学生時期が多数、「ゲーム」「SNS」は高学年から
年齢ステージ別に睡眠不足となる原因を分析したところ、0〜2歳で最も多かったのは「子どもの運動不足」で、他の年齢ステージでは上位にあまり見られなかった原因が見られたという。
- 対策は「早めに寝れるようにする」「生活リズムを整える」
最後に、悩みに対してどのような対応や対策をしているか、自由回答で聞いたところ、最も多く見られた回答は「早めに寝れるようにする」となった。また、「生活リズムを整える」という回答も多く見られたとのことだ。
【調査概要】
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2024年5月9日~5月28日
サンプル数/321サンプル
調査分析/いこーよ総研
<参考>
いこーよ総研『子どもの睡眠時間や悩み、その原因と思われることとその対策』