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日本ゼオンは、関東の梅雨入りに先駆けて、20〜60代の男女993名を対象にした日光浴に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■梅雨時期に不調を感じる人は半数以上。精神的な不調を感じる人が上位に。5人に1人は「睡眠の質の低下」を実感
毎年梅雨時期に不調を感じる人は54.0%。梅雨時期の不調について問うと、1位「やる気の低下」、2位「気分の落ち込み」、3位「頭痛・頭が重い」。そして5人に1人以上(22.9%)は睡眠の質の低下を感じる結果に。
梅雨時期に工夫していることは、43.6%が「特に工夫していることはない」と回答。工夫している人が行なっていること1位「睡眠をよくとる」。また3位に「できる限り日光を浴びるようにする」4位に「起きたらカーテンを開ける」がランクイン。睡眠や日光浴についても工夫が見られる傾向となった。
普段の睡眠の質については、67.3%が意識していると回答するも、質の良い睡眠が「取れていない」と実感する人は6割(60.1%)に上った。特に、男性50代、女性30〜40代は質のいい睡眠が取れていない傾向。
■専門家によると、雨の日に良い睡眠をとるには(1)20~40分ほど日光浴を浴びること(2)1~2時間以上日光を浴びることが“必要条件”
快眠グッズを持っている人は2割程度で、そのうち効果を十分に実感できている人はおよそ4人に1人にとどまる。
この結果について睡眠負債の専門家は、「睡眠の質を向上するためには(1)晴れの日には朝9時前に、10分以上日光を浴びること、雨の日には20~40分ほど日光浴を浴びること(2)晴れの日には1日を通じて30分以上、雨の日は1~2時間以上日光を浴びることが必要条件」と解説している。
■雨の日に外出したくない、約7割。日光浴を積極的に取り入れていない人は6割以上。積極的に日光浴をする人ほど、睡眠の質がよい傾向になることが判明!
外出頻度や日光浴について調査を行った結果、普段毎日外出する人は45.1%。一方で、梅雨時期に毎日外に出る人は25.4%のみ。
また雨の日の外出については「雨の日ほど外に出たい」「晴れの日と変わらず外に出たい」と感じる人は21.3%にとどまり、「晴れの日よりは出たいと思わない」もしくは「雨の日ほど出たくなくなる」と回答した人は、約7割に上った。
また普段から積極的に日光浴を取り入れている人は36.2%にとどまる結果に。6割以上が積極的には日光浴を取り入れていないことが判明。
積極的に日光浴をする人は、そうでない人に比べて睡眠の質がよい傾向にあることが判明しました。
■梅雨時期に推奨している日光浴時間は「1~2時間」。約8割以上は梅雨時期に睡眠の質低下の恐れ
梅雨時期に推奨する日光浴時間「1~2時間」に達している割合を調査した結果、1日あたりに日光を浴びている時間が「1時間以上」と回答したのは、22.3%、2時間以上と回答したのはたったの8.1%という結果に。梅雨時期は少なくとも約8割以上が睡眠の質低下の恐れがあることが判明。
■日光浴をする人ほど睡眠の質も幸福度も高い傾向
睡眠の満足度について、最大を10ポイントとして回答してもらった結果、「8ポイント」以上と回答した人は2割(20.7%)にとどまった。
また日光を積極的に浴びている人とそうでない人を比較した結果、「日光を積極的に浴びる人」で「7ポイント」以上と回答したのは42.3%であったのに対し、「積極的に日光を浴びない人」は32.8%にとどまり、およそ10ポイントの開きが出る結果に。
現在の幸福度についても最大を10ポイントとして回答してもらった結果、8以上で回答した人はおよそ3人に1人(34.5%)。日光浴をしない人の幸福度が「8ポイント」以上の人は30.4%であったのに対し、日光浴をする人で幸福度が「8ポイント」以上と回答した人は41.5%にのぼっている。
この結果に同社は、日光を積極的によく浴びるようにしている人ほど、幸福度も睡眠の満足度が傾向にあるとしている。
【調査概要】
調査対象:20歳〜69歳/計993人
調査機関:ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年5月21日~5月24日
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があり。
<参考>
日本ゼオン株式会社調べ『日光浴に関するアンケート調査』