無印良品を展開する良品計画は、現在建築中の(仮称)「無印良品 唐津」、(仮称)「無印良品 日田」の本体工事が完了し、併せて「ZEB」認証を取得したことを発表した。
同物件は、無印良品初となる木造店舗の建築となっており、今秋開業を予定しているとのことだ。
同物件は、グループ企業であるMUJI HOUSEが設計。
これまでの約3,000棟以上の住宅の建築実績を活かし、無印良品の家でも採用している耐震性能に優れた木造ラーメン構造である「SE構法」により大規模木造店舗を実現するとともに、省エネ・創エネ技術を組み合わせることによって「ZEB」評価を取得したという。
良品計画とMUJI HOUSEは、2023年5月、農林水産省と「木材利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を締結するなど、建築物の木造化の推進に向けた様々な活動を実施。
同物件では、2物件で合計723平方メートルの木材を使用しており、外壁には地域材(佐賀県佐賀市・神崎市、大分県日田市)を活用しているという。
なお同社は、今後5年間で新たに建設予定の店舗等において、計10,000平方メートルを目安とした国産材の積極的に活用による大規模店舗の木造化およびZEB化に取り組むことで、低炭素で持続可能な社会の実現に貢献していくとのことだ。
■物件概要
●(仮称)無印良品 唐津
建設地:佐賀県唐津市
用途:店舗
構造:木造平屋建て(SE構法)
延床面積:2,430平方メートル
設計施工:MUJI HOUSE
●(仮称)無印良品 日田
建設地:大分県日田市
用途:店舗
構造:木造平屋建て(SE構法)
延床面積:2,625平方メートル
設計施工:MUJI HOUSE