エムエム総研が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」は、SaaS企業に勤める採用・人事担当者1,005名を対象に「SaaS企業の労働環境」に関する調査を実施し、結果を公表した。

■SaaS企業の職種による出社頻度の違い

リモートワークを導入する企業が多いSaaS企業だが、職種によって働き方の違いはあるのか、営業職とエンジニア職の出社頻度の違いについて比較。

はじめに、「営業職の人の出社頻度はどの程度か?」と質問したところ、「毎日(週4、5日)」と回答した人が最も多く54.0%、次いで「週2、3程度」が27.0%と続いた。

また、「エンジニア職の人の出社頻度はどの程度か?」と質問したところ、「毎日(週4、5日)」と回答した人が44.3%で最多となり、「週2、3程度」が34.3%となっている。

週2、3程度以上の出社頻度はそれぞれ約8割前後と職種による大きな違いはないものの、営業職のほうが毎日出社する割合が高い。また、エンジニア職の方がフルリモートで働く人の割合が高いこともわかった。

出社頻度の違い

■8割以上が「出社メリットを感じている」と回答。その理由は?

次に、「出社のメリットを感じているか?」と質問したところ、8割以上の人が「はい」と回答。

また、「はい」と回答した人に「出社の主なメリットは何だと思うか?」と質問したところ、「コミュニケーションが取りやすい」と回答した人が最多で41.8%、次いで「社内ネットワーキングの機会が広がる」が21.8%、「チームの一体感や信頼関係を作りやすい」が21.0%と続く。

出社のメリットとして、コミュニケーションの取りやすさが一番のメリットに挙げられる結果となり、出社時のフランクな会話や他部門のメンバー等との交流が、チームビルディングや社内の信頼関係の構築につながりやすいのかもしれないと同社は考察している。

出社のメリットを感じているか・主なメリット

<参考>
エムエム総研『「SaaS企業の労働環境」に関する調査