三井不動産は、愛知県岩倉市川井町にて「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)名古屋岩倉」が竣工したと発表した。
同施設は、物流の2024年問題の解決策の1つである「中継輸送」の拠点となる好立地で、敷地面積約35,000平方メートル、各階のフロアプレートは最大約14,000平方メートルを誇る。
施設内は、ランプ方式を採用するほか、4階バース前に奥行5.4mの大型の庇を完備し、風雨の際も作業効率を高めるという。また、倉庫面積は最小約2,000平方メートルから使用可能であり、顧客のニーズに柔軟に対応するとのことだ。
BCP対応としては、72時間の非常用発電設備と備蓄倉庫を完備。また、快適に休憩しリフレッシュできる「ラウンジ」と「バルコニー」を併設し、Wi-Fiの提供や24時間対応可能な無人コンビニを設置するなど、施設の従業員およびワーカーの働きやすさを追求するという。
また、同施設の南西敷地の一部に、隣接する五条川の散策者が憩えるスペースや災害時の拠点となる際に活用できる「かまどベンチ」や「マンホールトイレ」などを整備。建物内の会議室は、地域住民団体も利用可能にするなど、地域コミュニティーの拠点となることを目指すとのことだ。
さらに、屋上に太陽光パネルを設置し、施設内共用部へ給電するなど環境へも配慮し、DBJ Green Building認証(4つ星)、「ZEB」認証(予定)を取得しているとのことだ。
■施設概要
名称:三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉(MFLP名古屋岩倉)
所在:愛知県岩倉市川井町下田南1番地9
敷地面積:35,121.16平方メートル(約10,624.15坪)
延床面積:59,860.31平方メートル(約18,107.74坪)
規模・構造:地上4階建て・RCS造
着工:2023年4月1日
竣工:2024年5月15日