ラインファーマは、人工妊娠中絶薬メフィーゴⓇパックの日本国内での販売開始から約1年が経過したことを受け、中絶薬を含めた人工妊娠中絶に関する女性の意識調査を全国で実施しました。
■調査結果
中絶方法の認知について、手術による中絶の認知割合は65%、薬剤による中絶の認知割合は29%であった(いずれの数値も「よく知っている」「知っている」と回答した割合の合計)。
なお、その中でも「よく知っている」との回答割合は、手術による中絶で18%、薬剤による中絶で8%であり、認知の合計割合と「よく知っている」割合どちらの指標でみても、手術よりも薬剤による中絶の認知が低いことがわかった。
中絶の日本における承認状況については、手術・薬剤の両方の中絶方法どちらも「承認されていると思う」と回答した女性は25%に留まる結果に。
中絶方法別でみると、手術による中絶は86%が承認されていると思っていたが、薬剤による中絶に関しては27%しか承認されていると思っていなかった。
上記のように中絶やその方法に関する知識は限定的といえる状況の中で、仮に中絶せざるを得なくなった場合には40%がどの中絶方法を選ぶか「わからない」と回答。
中絶に対しては、「中絶後のからだへの影響が心配」と考える割合が82%と、不安を感じる女性が多い中、70%は「自分にはあまり知識がない」、79%は「情報が少ないと思う」と回答している。
そして、「情報が必要となった場合、何を調べたらよいかわからない」「相談できる身近な人や専門家、団体等がいない」との回答者がそれぞれ約65%おり、女性たちが必要なときに中絶に関する情報を入手したり、相談したりすることが困難な現状が伺えた。
【調査概要】
調査目的:人工妊娠中絶(以下、中絶)に関する一般生活者(女性)の理解状況を把握する
調査委託先:マクロミルケアネット
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者:マクロミルモニタに登録している16~49歳の女性
有効回答数:2000人
割付方法:令和2年国勢調査における女性の年代別人口構成比(16~19歳:9.32%、20代:24.69%、30代:28.61%、40代:37.38%)に基づき割り付けた
調査実施期間:2024年3月22日~25日
<参考>
ラインファーマ『中絶薬を含めた人工妊娠中絶に関する女性の意識調査』