日本空港ビルデング(以下、日本空港ビル)とENEOSは、東京国際空港(以下、羽田空港)の脱炭素化に向けたCO2フリー水素利用の実現について、共同検討を行うための連携協定を締結したと発表した。
両社は同協定において、羽田空港旅客ターミナルビルで「水素発電コージェネレーションの導入」および「水素供給インフラの整備」に向けて、2030年頃の水素利用実装を目指し検討を進めていくという。
具体的には、京浜臨海部の水素供給拠点から、羽田空港旅客ターミナルビルへCO2フリー水素を供給し、水素発電コージェネレーションを通じた電力および熱の供給検討を実施。
これにより、2030年頃における「羽田空港旅客ターミナルビルへの水素発電による電力・熱供給の実現」と「CO2排出量の削減」を目指すとしている。
両社は、これまで培ってきた技術・知見を活かし、羽田空港における水素利用に向けたCO2フリー水素サプライチェーンの構築を検討することで脱炭素社会の実現を目指すという。
また、地域全体でのカーボンニュートラル推進に関する多様な取り組みとも連携し、持続可能な社会の実現に貢献していくとのことだ。