東京建物、東急不動産、西日本新聞社、丸紅は、福岡県福岡市東区に九州最大級の物流施設「T-LOGI福岡アイランドシティ」を竣工したと発表した。

「T-LOGI 福岡アイランドシティ」外観

同物件は、敷地面積約39,300㎡(約11,890坪)、延床面積約148,350㎡(約44,880坪)のマルチテナント型物流施設。

福岡高速6号線「アイランドシティ」出入口から約1.4kmの場所に位置し、福岡市内博多駅周辺まで約15分で配送することができる、都市中心部近接の好立地にある。また、九州自動車道「福岡」ICまで車で約13分のアクセスであることから、九州全域への広域配送拠点および本州と九州全域をつなぐ配送拠点としての運用が可能。

位置図

1階から4階は平屋使いが可能で、最小区画面積倉庫床約3,770㎡(約1,140坪)と細かく分割できるという。5階・6階はメゾネット利用が可能で、最大6パレット対応可能な高スペックの荷物用エレベーター、垂直搬送機(かご車・パレット兼用)をそれぞれ4基ずつ設置している。

また、休憩室を各階に設置し、大規模物件の課題とされる移動時間を短縮。無人コンビニも併設しており、快適な休憩環境を提供するという。

「T-LOGI福岡アイランドシティ」倉庫内
「T-LOGI福岡アイランドシティ」ラウンジ

そのほか、東急不動産が発電事業者として同物件の屋根を賃借し、屋根上全面に太陽光パネルを設置。太陽光パネルにより発電された電力は、商用電力と併せて施設内で自家消費するとともに、余剰電力は一般送配電事業者の送配電網を用いて他の施設に送電するという。

こうした自家発電・自家消費の仕組みにより、環境に配慮した施設の証である「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである『ZEB』認証を取得したとのことだ。また、「CASBEE」Sランクも取得予定だとしている。

同物件は、テナント企業として、司企業、アサヒロジ、ナカノ商会、ライフサポート・エガワが入居決定している。