丸善製薬は、女性の「生理」に対する意識を確認するため、インターネットアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■調査結果
「生理前・中・後に健康や美容面において悩みや困った経験があるか」について確認したところ、生理前では77%、生理中では80%の女性が「毎回ある/時々ある」と回答。生理後には、悩みや困った経験があると回答した人の割合が減少した。
肌の状態変化に対する意識を確認するため、生理前・中・後の肌の調子について質問したところ、70%以上の人が生理前、生理中では肌の調子が悪くなると回答する結果に。
一方、生理後では肌の調子が良くなると回答する人の割合が増加。
この結果から同社は、肌の状態に対する意識は生理期で大きく変化することが確認できたとしている。
生理前・中・後のいずれかで肌の調子が悪くなると回答の人を対象に、肌の調子がどのように変わるのか、複数回答可として確認したところ、生理前では61%、生理中では52%の人が「ニキビや吹き出物ができるようになる」と回答。
生理に伴う肌の状態変化として、ニキビや吹き出物が最も多く実感されていることが確認できた一方、生理後ではその割合が大きく減少するため、生理期におけるニキビや吹き出物は、一時的なものであると同社は推察している。
生理の際、デリケートゾーンに不快を感じるかとそのタイミングについて質問した結果、92%の人が生理期のいずれかのタイミングで不快を感じると回答。
また、79%の人は特に生理中に不快を感じていると回答した。
同社は、今回の調査結果から考察される消費者ニーズや課題に対応する化粧品や食品原料の研究開発と提案を推進していくとのことだ。
【調査概要】
実施時期:2023年12月
調査方法:インターネットアンケート調査(調査機関:ジャストシステム)
一次調査対象者:10代から40代女性6,184名
本調査対象者:一次調査対象者のうち、生理時に「肌荒れやニキビなどの顔の肌不調」で悩んだ経験のある人475名
<参考>
丸善製薬『女性の「生理」に対する意識アンケート』