ランサーズは、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」において、発注者がコンペ方式で制作物の提案を募集する際、生成AIの「使用許可・制限」を選択できる機能をリリースした。
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現在は、特に生成AIを活用するケースが多く、依頼内容に応じて見解が分かれる「デザイン」「ライティング」業務のみ適用されているが、その他の業種や依頼方法への適用も適宜検討していくという。
■機能概要
発注者向け:
・コンペ方式で「デザイン」「ライティング」の制作物の提案を募集する際、生成AIの「使用許可・制限」を選択可能
・生成AIを一部、条件付きで使用OKとする場合等は、依頼の内容に補足説明を記載可能
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ランサー(※)向け:
・募集に対する提案時、生成AIの使用有無を申告可能
・生成AIの使用を制限する依頼に対して、生成AIを使用して納品をしたい場合にはその旨を申告可能
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・生成AIを使用した提案には【AIで生成】ラベルが付与
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ランサーズでは、約2週間程先行して「コンペ方式」×「デザイン」における発注に対し、試験的に「使用許可・制限」機能を適用したところ、発注者の6割以上が使用を許可していることが分かったという。
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短期間の検証ではあるものの、許可する割合が高く使用に対して比較的前向きであることから、適切な意思表示と使用有無の明示を機能として正式に導入することを決定。
今回の機能リリースにより、発注者・受注者双方が安心して取引できる環境を構築し、生成AIの適切な利用を促進することで、新たなマッチング機会の提供や精度の向上を目指していくとしている。
※ ランサーズでは「Lancers」に登録しているフリーランスを総称して「ランサー」と呼んでいる。