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独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構)と無印良品の住空間事業部門を担うMUJI HOUSEは、「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」において、共同開発しているパーツを取り入れた汎用型住戸「MUJI×UR Parts Room」を新たに展開すると発表した。
同プロジェクトでは、2つのリノベーションシリーズを中心に、2023年1月末時点で、71団地(82プラン)にリノベーション住戸を展開してきたという。
「MUJI×UR Parts Room」では、従来のリノベーションシリーズとは異なる汎用性の高いモデルとすることで、これまで以上に広く展開することが可能となり、より多くの人に自分らしい暮らしの実現のための住戸を提供するとしている。
また、可変性や素材感をさらに楽しめる5つのテーマを設け、それぞれのテーマに合わせた共同開発パーツを従来の団地住戸に取り入れるという。これにより、2つのリノベーションシリーズと同様に、住む人が使い方を自由に考えられる空間を実現するとのことだ。
なお、2024年度は神奈川県、愛知県の4つの団地から展開を開始し、今後順次展開を広げていくとしている。
■「MUJI×UR Parts Room」のテーマ
テーマ1:変えられる
床座にも椅子座にも対応できる麻畳と、シェードを取り外したり、各居室に設置している高さを変えたりできる照明を組み合わせることで、暮らしにあわせて自分らしく変えられるという。
テーマ2:木に触れる
合板フローリングと、木製の取手スイッチプレートを組み合わせることで木のあたたかみを感じることができる。様々なタイプのキッチンに取り付けることができる木製取手と、壁の要所に取り付けられる木製スイッチプレートは、小さいながらも存在感を主張し、暮らしを彩るアクセントになる。
テーマ3:つなげたり、仕切ったり
ダンボール、半透明ふすま、ふすま収納を組み合わせたという。ふすまを外すことで、部屋を暮らし方に合わせた間取りにすることが可能。外したふすまは「ふすま収納」に収納することができ、部屋の中で邪魔になることがないとのことだ。
テーマ4:素材を大切に
普段は処分されてしまう短い「い草」を利用した2分の1サイズの「い草畳」と、団地の伐採木などでできた木製取手・スイッチプレートといった素材を大切に活かし、新たな価値を与えてできたパーツによって、サステナブルな暮らしを体感できる。
テーマ5:水まわりが気持ちいい
キッチン、ユニットバス、洗面台にアルミアクセサリーを組み合わせて採用することで、気持ち良い水回りを実現。シンプルで無駄を省いた作りのキッチンと洗面台は、備え付けの収納が無いため、好きなように収納をカスタム可能。目にも手にも触れるアクセサリーは、いつまでも飽きのこないスタンダードなデザイン。
■MUJI×UR 共同開発パーツについて
同プロジェクトでは、自分の暮らしを自分らしく編集するアイテムとして、プロジェクト開始時より、共同開発パーツをリノベーション住戸に使用。今回、多様な価値観や暮らし方に活用可能な4種類のパーツを新たに追加するとしている。
1.可変性のある照明
2.木製取手
3.木製スイッチプレート
4.1/2い草畳
■「MUJI×UR Parts Room」住戸募集スケジュール
テーマ1:変えられる
団地名(所在地):新山下ベイシティ(神奈川県横浜市中区)
住戸募集開始時期:3月以降募集開始
募集予定戸数:1戸
型式:2LDK
テーマ2:木に触れる
団地名(所在地):中央台(愛知県春日井市)
住戸募集開始時期:2月22日
募集予定戸数:1戸
型式:2LDK
テーマ3:つなげたり、仕切ったり
団地名(所在地):鶴が台(神奈川県茅ケ崎市)
住戸募集開始時期:3月以降募集開始
募集予定戸数:1戸
型式:3DK
テーマ4:素材を大切に
団地名(所在地):洋光台北(神奈川県横浜市磯子区)
住戸募集開始時期:3月以降募集開始
募集予定戸数:1戸
型式:2DK