【寄稿】「水に新しい価値観をもたらす」サステナブルな水分補給製品の開発｜LARQ Inc.

各企業・一人ひとりのパートナーシップ構築の加速をサポートするため、サステナブル推進企業の取り組み事例をコラム形式で提供。

今回はLARQ Inc.の取り組みを紹介する。

LARQの取り組み

アプローチ視点	誰もがきれいな飲料水を手軽で持続的に手に入れられる世界を目指し、革新的な技術とインスピレーションあふれるデザインを組み合わせることで世界に貢献したいという思いから始まりました。「使い捨てプラスチックゴミの削減」や「世界中の人々に安全な飲料水を提供する活動」の支援に取り組んでいます。
実施内容	LARQ独自の「UV除菌」やナノゼロフィルターを用いた「浄水機能」など、革新的な技術によるサステナブルな水分補給製品を生み出し、世界中に提供。また、「1% for the Planet」のパートナーとして、世界の環境保護活動や安全な飲料水を提供する活動を支援しています。

取り組み実施に至った背景

LARQは、誰もがきれいな飲料水を手軽で持続的に手に入れられるように、革新的な技術とインスピレーションあふれるデザインを組み合わせることで世界に貢献したいという思いから始まり、2018年にLARQ Inc.を米国カリフォルニア州に設立しました。

日々の暮らしにウォーターボトルなどの水分補給製品を取り入れ、例えば10本／週のペットボトル使用をやめることができると、年間約18kgのゴミを削減することが可能です。また、独自の「UV除菌」や「浄水機能」などの付加価値をもたせたウォーターボトルやピッチャーに置き換えることで、人々が健康でサステナブルな生活を過ごせることを目指して製品開発をし、世界中に提供しています。

実施している取り組み

＜安全で清潔な水を届ける製品開発＞

【UV除菌・セルフクリーニングの「PureVis™」テクノロジー】
ウォーターボトルを長時間使う上での悩みごととして、「カビ臭さ」などがあげられます。LARQは、水にUV-C（深紫外線）ライトを照射し、自動でセルフクリーニングを行うことで水を清潔に保つことができる、「PureVis™」テクノロジーを開発し、ウォーターボトルやピッチャーに搭載しました。水が紫外線を吸収し、細菌のDNA化学結合を切断することで不活性化を促進するほか、「PureVis™」テクノロジーのUV除菌により、大腸菌やサルモネラ菌などの生物学的汚染物質を最大99%除去することが可能です。さらに、セルフクリーニングに対応するため、細菌やカビの発生、カビ臭さを継続的に防ぐことができます。

【ナノゼロフィルターのテクノロジー】
日本の水道は、普及率98.1％（令和2年度末時点）に達しており、水質の面でも世界でも高い水準と言われています。しかし、地域や建物によっては、水道管などの老朽化が問題視されているケースがあります。LARQでは、水を浄水して飲む習慣をつけることが健やかな生活につながると考え、高性能な「ナノゼロフィルター」を開発しました。植物ベースのナノゼロフィルターは、鉛や塩素、PFAS（有機フッ素化合物）、2-MIB（カビ臭）、CAT（農薬）などの有害物質を取り除くことが確認されています。

※JIS規格（JIS S 3201）と、公衆安全衛生の分野で国際的に認められた第三者認証機関（NSF）および米国国家規格協会（ANSI）の規格である、NSF／ANSI 42、53、401の各規格に基づいて試験されています。

＜世界の環境保護活動への貢献＞

設立当時から、収益の一部を「1% for the Planet」や「Well Aware」、「Oceana」などの世界の環境保護団体に寄付することで、使い捨てペットボトルを含めたプラスチックゴミを削減する活動や清潔な飲み水にアクセスできないコミュニティの支援を続けています。特に、より良い水分補給へのコミットメントと「Oceana」との提携は、SDGs6「安全な水とトイレを世界中に」への貢献に向けた取り組みです。
また、LARQのInstagramでは、「#DrinkBrilliantly」によってスマートに環境負荷低減に貢献している活動のシェアを世界へ呼びかけています。

今後の目標や展望

アメリカとヨーロッパを中心に展開してきましたが、日本では、SB C&S株式会社をビジネスパートナーに迎え、公式展開できることになりました。

LARQの使命と革新的な製品が、より健康的かつ持続可能な方法で水を飲みたいと考えているみなさんへ解決策を提供できると強く信じています。

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