日鉄エンジニアリングは、広畑バイオマス発電より受注した、75MW級バイオマス専焼発電所建設工事を竣工したと発表した。
同工事は、木質チップとパーム椰子殻(PKS)を燃料とし、循環流動層(CFB)ボイラを採用した再熱式の高効率なバイオマス専焼発電所の建設で、同社として発電設備および燃料受入・保管・搬送設備一式の設計・機器調達・建設・試運転を初めて一括請負で実施したものだという。
また、運転・保守管理業務についても、同社子会社の日鉄環境エネルギーソリューションが20年間にわたり受託しており、同社グループの強みである計画段階から操業までの一貫したソリューションを提供するとともに、同発電所の安定操業に取り組んでいくとしている。
■案件概要
事業主体:広畑バイオマス発電
所在地:兵庫県姫路市広畑区富士町1-79
ボイラ形式:循環流動層(CFB)ボイラ(再熱式)
発電端出力:約75,000kw
発電方式:蒸気タービン駆動
使用燃料:輸入木質チップ、国産木質チップ、パーム椰子殻(PKS)