日本航空(以下、JAL)とDHL Express(以下、DHL)は、JALが保有するボーイング767-300ER型貨物専用機(以下、フレイター)を活用した長期契約を締結したと発表した。

JALとDHL、ボーイング767フレイターを活用したパートナーシップ強化

これにより、両社は、東アジア域内において急速な成長を遂げる国際エクスプレス・eコマース輸送市場において高まる顧客需要を取り込み、持続的なネットワークを構築していくという。

具体的には、2024年2月19日より日本とソウル、上海、台北を結ぶ2路線が就航するとのことだ。

JALは、2023年12月1日に発表した日本と台北/ソウル/上海を結ぶフレイターネットワークの中で、DHLとのパートナーシップによる新たなビジネスモデルを構築し、成長需要をベースにした安定的かつ持続可能な航空貨物事業の運営を目指すという。

DHLは、国境を越えたエクスプレス輸送の堅調な伸びに対応し、アジアにおける最大規模のハブ施設であるセントラルアジアハブを拡張するなど、インフラネットワークの継続的な強化を行ってきている。今回、JAL就航の路線を利用することで、東アジア域内ネットワークのさらなる強化を図っていくとしている。

(左)DHLジャパン 代表取締役社長 トニー カーン氏(右)JAL執行役員 貨物郵便本部長 木藤 祐一郎氏