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ウェルネス・ワンは、コロナウイルス罹患後の「後遺症の実態や認知」についての調査を実施し、結果を公表した。
■コロナ中の症状や後遺症の有無に関する調査。約3割が後遺症があったと回答
はじめに、コロナ中に発症した主な症状を質問ところ「発熱」84%、「咳」66%、「喉の痛み」63%という結果に。
8割以上の人が「発熱」と回答しており、多くの人が発症している様子がうかがえる。また、「咳」や「喉の痛み」も6割以上の人が回答していることから、新型コロナウイルスの特徴的な症状といえる同社は考察。
また、新型コロナウイルスの後遺症があったかを質問したところ、「後遺症は出なかった」が68%、「後遺症が出た」が32%となり、約3人に1人は後遺症があったことが判明。
比較的高い割合で後遺症に悩まされた人がいることから、ある程度症状がおさまった後に後遺症が残ってしまうことも新型コロナウイルスの特徴の一つといえそうだと同社は考察している。
また、後遺症はどのくらいの期間続いたかを質問したところ、「~3か月」と回答した人が最も多く31%となった。次に多かったのが「~1か月」で28%で、半数以上の人は1〜3か月ほどは後遺症に悩まされている結果に。
また、「1年以上」と回答している人も16%と一部いたことから、人によっては長期化することもあることがうかがえる。
■後遺症の症状で多いのは「疲労感・倦怠感」が第一位に
長期化するリスクもある後遺症だが、具体的にどのような症状が出たのか質問してみたところ、「疲労感・倦怠感」47%、「喉の痛み」38%、「味覚障害」28%となった。
また、回答数は少なかったものの「血栓症」は、重症化するまで症状がわかりにくいため、同社はしっかりと注意する必要があるとしている。
日本人の死因第2位の心疾患と第4位の脳血管疾患の数を足すと、第1位のガンに匹敵する死亡率※になるため、コロナの後遺症としての全体の発症者数は少ないものの、血栓症は多大なリスクをはらんだ症状と言えます。
このように、通常の風邪ではあまり見られないような症状もコロナの後遺症では見られており、特に警戒が必要だということがわかります。
■後遺症の症状で最も認知されているのは「味覚障害」ということが判明
また、周りの後遺症発症者について質問したところ、「1割未満」が72%で最も多い結果に。
後遺症発症者数の割合と比べると少ない印象ではあるものの、一定数、後遺症に悩んでいる人がいることがわかる。
最後に、自身に出なかったものの、新型コロナウイルスの症状として認知している症状について聞いたところ、「味覚障害」63%、「疲労感・倦怠感」55%となった。
「味覚障害」と「疲労感・倦怠感」は半数以上の人が認知している症状となっており、特に多くの人に知られていることが判明。
なお、「味覚障害」は自身に出た症状としては3割程度の回答率となっていたが、多くの人が認知はしていることがうかがえる結果となった。
【調査概要】
調査概要:コロナウイルス罹患後の「後遺症の実態や認知」について調査
調査期間:2023年10日13日
調査機関:WEBアンケート(設問選択・記述式)
調査対象:コロナ疾患経験者
調査人数:100人
<参考>
ウェルネス・ワン『コロナウイルス罹患後の「後遺症の実態や認知」について調査』