道頓堀商店会・JTB・NTTコミュニケーションズ・フォーステック・合同衛生は、大阪・道頓堀エリアの地域課題である「ポイ捨てごみ」の削減対策としてICTを活用した「スマートごみ箱」を道頓堀商店会エリア内の10カ所に設置した。
道頓堀は、国内外から多くの観光客が訪れる大阪を代表する観光地であり「食べ歩き」が人気だが、商店街の道路にはごみ箱を設置しておらず「ポイ捨てごみ」による景観の悪化や公衆衛生への対応が課題となっていた。
そこで、1月に道頓堀商店会エリアの一角に「スマートごみ箱」を仮設置する実証実験を行った結果、「ポイ捨てごみ」は設置前と比較し約4割削減したという。
今回、ごみが溢れない運営のあり方や蓄積したごみの回収方法などを検討し、道頓堀商店会エリア内の10カ所にスマートごみ箱を本格設置。
「スマートごみ箱」は、ごみの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握できるとともに、内部で自動的にごみを圧縮し、ごみ箱が満杯になる前に通知される機能を搭載しているとのことだ。
5者は今後も連携し、クリーン活動の活性化と多角化を図り、世界に誇れる国際観光都市「大阪・道頓堀」の更なる魅力の磨き上げを行うとともに、環境整備、クリーン活動の観光客への情報発信やイベント、「スマートごみ箱」を活用した観光マーケティングなどを実施するとしている。
【実施概要】
設置日:11月16日
設置場所:道頓堀商店会エリアメインストリート一帯(御堂筋~相合橋付近)の10カ所