リンナイは、お風呂ドクターの早坂信哉先生監修のもと、全国47都道府県の2,350名を対象に「冷え・ヒートショックに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

なお、調査結果は一部抜粋して紹介する。

リンナイ「冷え・ヒートショックに関する意識調査」を実施

■冬の身体の不調1位「冷え」、滋賀が7割。

全国の2,350名に冬の時期に多い身体の不調を聞いた結果、最も多い回答は「冷え」で44%、次いで「肩こり」24%が続いた。

地域別では、「冷え」が多い順に、滋賀が70%、続いて鳥取が58%、山梨・大阪が54%という結果に。また、冷えに悩む回答者に、冷えを感じる身体の部位を聞いたところ、「足先」が94%で最も多く、続いて「手先」69%、「脚部」21%となった。

冬の身体の不調、1位は「冷え」

■毎日湯船に浸かるお風呂好き県、千葉が7割

日々の入浴で湯船につかる頻度は、「毎日、湯船につかっている」53%で最も多く、地域別では、多い順に千葉(72%)、続いて滋賀(70%)、三重・鳥取・香川(68%)となった。

湯船につかる理由には、「身体の冷えをとるため」が56%、「良い睡眠のため」が36%となっている。

毎日湯船に浸かるお風呂好き県は千葉が7割

■健康入浴テスト、入浴優等生は2割。地域別では青森・三重が3割

お風呂ドクター・早坂先生が正しいお風呂の入り方をチェックする簡易テストを作成し、調査対象者へテストを行った結果、チェック数0個の入浴優等生は21%に留まったという。

また、地域別では青森・三重が34%で最も多く、続いて福島・奈良・山口が28%となった。

チェックが最も多い項目は「3.普段より長めに湯船につかると良い」が54%、続いて「1.就寝の直前にお風呂に入ると良い」と「5.お風呂から上がる前に手足に冷たい水をかけると良い」が37%となっている。

就寝前の入浴時間については、「3時間以上」が29%で最も多い結果に。

お風呂の入り方をチェックする簡易テスト

■冬場の脱衣所・浴室に潜む危険。暖冬こそヒートショックに要注意

冬場に気をつけたいヒートショック。自宅で冷えが気になる場所について聞きいたところ、最も多い回答は「脱衣所・洗面室」で51%、続いて「トイレ」42%、「浴室」34%となった。

また、ヒートショックの認知度は7割あったが、地域別では鹿児島、大阪、奈良で低い傾向となっている。

自宅で冷えが気になる場所・ヒートショックの認知度

■ヒートショック予備軍は4割。福島はみまもり上手?

早坂先生が作成したヒートショック診断テストを調査対象者へ行ったところ、3個以上当てはまるヒートショック予備軍は、全体の41%を占める結果に。地域別では、宮城が62%で最も多く、続いて福井・群馬が56%となった。

チェックが最も多い項目は「8.湯を張るときは湯船にふたをする」60%、続いて「9.サウナに行ったら水風呂に入る」32%となっている。

家族の入浴について気にかけている割合は57%で、地域別では福島が72%で最も多い結果となった。

ヒートショック診断テストと家族の入浴について気にかけている割合

【調査概要】
調査名:熱と暮らし通信「冷え・ヒートショックに関する都道府県意識調査」
調査時期:2023年9月24日~10月4日
調査方法:インターネット調査
対象者:都道府県別計2,350名、20~60代男女

<参考>
リンナイ『冷え・ヒートショックに関する意識調査』