グリーンコープ生活協同組合ふくおか(以下、グリーンコープふくおか)は、地元小売業の廃業、既存商店街の衰退等により、食料品の購入に困難を抱える高齢者のために、移動販売で「高齢者ひとり」に適した量の冷凍惣菜を10月9日から福岡県内で販売開始すると発表した。
また冷凍惣菜の取り扱い開始に併せ、地域住民が気軽に味わえるよう、10月10日に宮尾台公民館で試食会を実施。試食会後には移動販売車での販売も行うとのことだ。
これまでもグリーンコープふくおかでは移動販売に取り組んできたが、「食品ロスの発生を防ぐために大量の惣菜を持っていけない」という課題があったという。今回の惣菜の冷凍食品化により、食品ロスの発生を心配することなく、多くの惣菜を届けることが可能に。
電気自動車による移動販売
今回、姪浜店と久留米南町店発のルートで電気自動車を導入。これにより、冷蔵スペースが大幅に広げられ、温度管理が必要な葉物野菜もこれまで以上に届けることが可能に。
また、電気自動車であるため、二酸化炭素などの温暖化ガスを排出しない環境にもやさしい販売手段となっているという。

高齢者ひとりに最適の冷凍惣菜
提供する冷凍惣菜は、一般的な冷凍惣菜のおよそ半分の量となっており、ひとり暮らしの高齢者に最適の量となっている。また、高齢者の健康にも配慮して塩分は控えめにしているとのことだ。
さらに、行政の支援も得たことで、高齢者に経済的な負担をかけないよう、店頭と同じ価格での販売が可能に。
■メニュー例
・和風ハンバーグ 規格:150g 価格:617円(税込)
・茄子の煮浸し 規格:100g 価格:246円(税込)
・酢豚(10月後半登場予定)
■試食会概要
10月10日 13:30~14:00
場所:宮尾台公民館(福岡県遠賀郡水巻町宮尾台7-9)