京浜急行電鉄と東日本旅客鉄道は、品川駅街区地区の開発計画について発表した。同計画は、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会での都市計画手続きが開始されたことを受けてのものであるとのことだ。
同計画は、京浜急行本線連続立体交差事業で整備される京急線品川駅の鉄道施設が建物内に配置される計画であるという。
同事業と一体となって、えきとまちをつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入(新たな価値・文化を創出・発信する空間の構築等)、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたい考えとのことだ。
さらに、高輪築堤跡第7橋梁部の保存管理や埋蔵文化財に関する調査も進められており、まちづくりと文化財保護の両立を図る方針であるという。調査の結果、埋蔵文化財が出土した場合、文化財保護法等関係法令に基づき、適切な保存方法を検討し対応していくとのことだ。
今後、同計画は東京圏国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向けての手続きが進められる予定だとしている。