日本インフォメーションとママスクエアは、働くママたちの「食事の準備」に関する意識と行動についての調査を実施し、結果を公表した。

調査の背景

日本インフォメーションとママスクエアは、ママスクエアで働く子育て中の女性を対象にリサーチ事業で協業しているという。この協業の一環として、働くママたちが仕事と家庭をどのように両立しているのか、特に「食事の準備」に関する意識と実態を把握するための調査を企画したとのことだ。

主な調査結果

働くママの95%が食事の時短・効率化を意識 レトルトやインスタントに半数以上が罪悪感を感じている 子育て世代の「食事の準備」に関する意識・行動調査

時短や効率化の意識:
全体の95.0%の母親が食事の準備において時短や効率化を意識しているという。

Top BoxおよびTop 2 Boxともに最も高いのは末子年齢「0~3歳」で、 Top Box 56.2%、 Top 2 Box 98.9%。母親年齢が「20~39歳」より「40~59歳」の方が「意識している(Top Box)」は+5.8pts高いものの、Top 2 Boxではほぼ同等であることがわかる。

時短や効率化の具体的内容:
「食材の買い置きをする」が68.9%で最も多く、次に「作り置きをする」57.4%、「冷凍食品を使う」53.2%と続くとのことだ。

「冷凍食品を使う」53.2%、「レトルト食品を使う」32.1%であるが、「インスタント食品を使う」は20.5%と同じ加工食品でもインスタント食品は低い傾向に。

末子年齢が「0~3歳」では、全体より「食材の買い置きをする」73.9%(+5.0pts)、「レトルト食品を使う」39.8%(+7.7pts)。「4~6歳」になると、「作り置きをする」64.2%(+6.8pts) 、「冷凍食品を使う」60.4% (+7.2pts) が全体より多くなっている。

レトルト食品・インスタント食品・冷凍食品の使用にあたる罪悪感:
子どもに対してこれらの食品を使用することに罪悪感を感じる母親は53.1%と半数以上であるという。

「0~3歳」もTop 2 Box55.2%と高い傾向にはあるが、離乳食として専用のレトルト食品が展開されているためか、Top Boxは6.9%と他と比較して低い傾向。母子年齢では、Top 2 Boxが「20 ~ 39歳」55.1%と「40 ~ 59歳」48.6%より+6.5pts高くなっている。

レトルト食品・インスタント食品・冷凍食品の子どもに対する使用への罪悪感解消方法:
「添加物が入っていないこと」が66.7%で最も多く、次に「追加で一手間加えること」56.7%、「時々の使用にとどめること」51.7%と続くとのことだ。

時短したい家事:
「夕食の準備」が87.5%で最も多く、次に「洗濯物をたたむ」54.0%、「食器洗い」48.0%と続くという。

末子年齢「4~6歳」で全体より高い項目が多く、 「子どもの送迎(習い事)」が+12.6pts、 「買い物(食材や日用品)」+11.7pts、「トイレの掃除」+9.7ptsなどでした。「7歳以上」では「子どもの勉強をみる」で+11.1ptsとなった。子どもの成長に応じて、時短したい家事は変化していることがうかがえる。

食品の値上げに伴う保存への影響:
食品の値上げが食品の保存方法や保存期間に影響しているか確認した結果、「影響あり」が8割とのことだ。

全属性で影響を受けているが、母親年齢「40 ~ 59歳」で「多少の賞味期限切れは気にしない」が全体より+5.1ptsとなっているという。

パンケーキ症候群の認知:
「意味も含めて知っていた」「言葉のみ知っていた」は7割で、「知らなかった」は3割とのことだ。

全属性で「意味も含めて知っていた」は6割以上であるが、末子年齢「7歳以上」は48.1%とやや低めになっている。

調査概要
調査対象:ママスクエアに勤務している子育て女性
調査対象年齢:23~57歳の既婚女性
サンプルサイズ:200サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2023年7月13日~7月20日

<参考>
日本インフォメーション「働くママの時短のホンネ ~子育て世代の「食事の準備」に関する意識・行動調査