ヤマハ発動機は、徳島市が運航する「ひょうたん島クルーズ」において、次世代操船システム「HARMO(ハルモ)」を用いた実証運航を、2023年8月12日より開始すると発表した。

実証運航で使用するHARMO搭載艇

HARMOは、電動モーターを動力とする推進器ユニットと動作を制御するリモートコントロールボックス、直感的な操作を可能とするジョイスティックなどで構成された「次世代操船システムプラットフォーム」。

国内における実証運航は、現在も継続運航されている北海道・小樽運河クルーズ、神奈川県・横浜ベイサイドマリーナYBMクルーズに続く3例目となるとのことだ。

今回の実証運航は、徳島市が推進する「徳島市SDGs未来都市計画」の一環だという。

「NPO法人新町川を守る会」が市の補助を受けて運航している「ひょうたん島クルーズ」や貸切運航、旅行代理店などから申請されたクルーズ企画など、様々な利用方法においてHARMOの検証を実施。

推進機ユニットと操船システムを構築する操舵機器類

HARMOが搭載されるボートは、全長7メートルでコンセプトは「Promenade(プロムナード)」。ゆったりとした時間を感じながら、水都徳島の水上散歩を楽しむことができるとしている。

なお、実証運航の期間は2023年11月下旬までを予定しているとのことだ。