キリンと丸井グループら、中野セントラルパークでリユース容器の実証実験　テイクアウト容器の廃棄を3割削減へ

キリン、丸井グループ、東京建物の3社は、廃棄プラスチック問題解決に向け、リユース容器を活用した容器シェアリングサービスの実証実験を、7月24日から7月28日まで中野セントラルパークで実施すると発表した。

同実証実験は、カマン社が提供するリユース容器Megloo（メグルー）を、中野セントラルパークに出店するキッチンカーのテイクアウト容器と置き換えることで、使い捨てのテイクアウト容器の廃棄を減らすことを目的とした取り組み。

キリングループ本社が入居する中野セントラルパークサウス前にリユース容器Meglooの回収ボックスを設置し、返却されたMeglooは、カマン社が回収・洗浄した後、再度キッチンカーに提供し繰り返し使用するという。

同実証実験を行うにあたり、キリングループは、使い捨てのテイクアウト容器に関する従業員の意識調査の実施や、より多くの従業員が同実証実験に参加しやすくするために、キリングループ本社オフィス内にも回収ボックスを設置するとのことだ。

同取り組みは、国際NPO法人AEPWが支援する循環型経済促進に向けシングルユースプラスチックの削減を推進するスタートアップ企業であるカマン社への支援活動であるという。

今回の実証実験には、合計35台のキッチンカーが参画する予定。中野セントラルパークに出店するキッチンカーの直近3か月の平均利用者数は1日あたり443人で、期間中には、利用者全体の約3割がMeglooを利用し、テイクアウト容器の廃棄を約3割減らすことを目指すとしている。