全薬工業は、20〜49歳の男性会社員412名を対象に、男性の夏の肌悩みとスキンケアについての調査を実施し、結果を公表した。
■75.2%が「この夏、マスクを外す機会が増える」と回答
「これからの夏の日常生活において、これまでの夏よりもマスクを外す機会が増えそうか。」と質問したところ、「はい」が75.2%、「いいえ」が16.3%という回答に。
調査を実施した6月時点で、すでに7割以上が脱マスクの機会増加を予想。「はい」と回答した人に世代間の差は少なく、年代に限らずマスクを外す機会が増えると推測できる結果となった。
■約6割が「マスクを外す機会の増加で、肌の悩みが気になる」と回答
「『マスクを外す機会の増加』は、これまでの夏のマスク着用時に比べ、自身の肌悩みが気になるか。」と質問したところ、「非常にそう思う」が21.9%、「ややそう思う」が37.1%という回答となった。
全体の半数以上が肌悩みが気になると回答した中で、30〜40代の比率がやや高く、30代以上の方が肌悩みを気にする傾向があると同社は推測している。
■夏の肌悩みは「日焼け」が38.6%で最多、「テカリ・ベタつき」は34.0%
「これまでの『夏の肌悩み』として、どのような悩みの経験があるか(複数回答)」と質問したところ、「日焼け」が38.6%、「テカリ・ベタつき」が34.0%、「ニキビ・吹き出物」が23.1%という回答に。
20代は「テカリ・ベタつき」などの皮脂悩みと、「乾燥」の悩みの比率がそれぞれ高い傾向にあり、30代は「ニキビ・吹き出物」や「ひげそり負け」などの悩みの回答が目立っている。全年代を通して、夏場に何かしらの肌悩みを抱える人が多いことが判明。
■夏の肌悩みの原因、「紫外線」が46.4%、「汗や皮脂」が44.3%
「これまでの『夏の肌悩み』の原因は、何だと思うか。(複数回答)」と質問したところ、「紫外線」が46.4%、「汗や皮脂」が44.3%、「スキンケア不足」が29.4%となった。
「紫外線」「汗や皮脂」の回答が多数である一方で、「スキンケア不足」を自覚している回答も約3割あり、自身の洗顔や保湿ケアが十分ではないと考えている人も一定数存在。また今回の調査では、特に30代が様々な肌悩みの原因を抱える傾向があることもわかったとしている。
■夏の肌悩みへの対策・対処、「日焼け止めを塗った」が36.5%で最多
「これまでの『夏の肌悩み』に、どのような対策・対処をしたことがあるか。(複数回答)」と質問したところ、「日焼け止めを塗った」が36.5%、「洗顔料を変えた」が24.8%、「化粧水・美容液を変えた」が23.2%という回答に。
日焼け止めは回答者の3人に1人が使用経験があるほか、洗顔料または化粧水・美容液などの基本のスキンケアを見直すという回答も見られた。
■実施した夏の肌悩みへの対策・対処、7割以上が「効果あり」
「実施した夏の肌悩みへの対策・対処はこれまでの『夏の肌悩み』に効果があったか?」と質問したところ、「とてもあった」が17.0%、「少しあった」が56.4%という結果に。
7割以上の回答が一定の効果を感じている一方で、「あまりなかった」「全くなかった」という回答が約2割あり、肌悩みへの対策・対処に試行錯誤していることが推測できる。
■夏に試したいメンズ美容、「日焼け・シミ対策」が33.7%、「汗・皮脂対策」が30.8%
「これからの『夏に試したいメンズ美容』として、興味があること。(複数回答)」では、「日焼け・シミ対策」が33.7%、「汗・皮脂対策」が30.8%という回答となった。
「日焼け・シミ対策」「汗・皮脂対策」に回答が集中している一方で、「乾燥対策」にも興味が示されており、人によっては湿度の高い夏であっても肌の乾燥を感じる場合があると同社は推測。
また、「特にない」という回答も約2割あり、メンズ美容への関心度に差があることもわかる。
■夏に「基礎化粧品」を選ぶ基準は、「ベタつかない」「保湿力がある」「皮脂・テカリ対策になる」
「夏場に使うことを前提に洗顔料や化粧水などの『基礎化粧品』を選ぶとき、どのような基準があるか。(複数回答)」と質問したところ、「ベタつかない」が27.4%、「保湿力がある」が26.0%、「皮脂・テカリ対策になる」が25.2%となり、使用感だけでなく、保湿力や皮脂対策などの機能性の高さに期待する人が多いことがわかる。
また20〜30代に「使い方が簡単」「敏感肌でも使える」という回答が多く、シンプルな手順で肌をやさしくケアできるアイテムを好む傾向がうかがえる結果となった。
■調査概要
調査タイトル:男性の夏の肌悩みとスキンケアについての調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年6月2日〜同年6月4日
有効回答:20〜49歳の男性会社員412名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計は100%にならない。