ヨコオは、CO2排出量削減の取り組みの一環として、群馬県富岡市の富岡工場に太陽光パネルを設置し、6月2より稼働を開始したことを発表した。
同工場には2016年に1,258㎡の太陽光パネルを設置しており、今回が2カ所目の設置となるとのことだ。
今回設置された太陽光パネルは、2023年4月に稼働を開始したものづくりに関する研究・開発を行う新棟「Micro Process R&D Center(以下、MPセンター)」の屋上に設置され、総面積3,239平方メートル、年間発電量は約38万kWhとなるという。
これは一般家庭の年間消費エネルギーの約80世帯分に相当し、年間152トンのCO2排出を削減できるとのことだ。
MPセンターにはEV車用の急速充電器が備わっており、太陽光パネルで発電した電力をEV車の充電に充てることが可能。
また、自然光を上手く取り入れオフィス内を明るくする、次世代の照明システムを導入することで、電力使用量を削減したり、高気密・高断熱設計を採用し、少ないエネルギーで空調を稼働したりするなど、電力使用量を削減しながらも快適なオフィス空間になるよう、省エネ技術を活用した細かい工夫を取り入れているという。
ヨコオは今後も、事業活動が環境に与える影響を配慮し、豊かな自然に満ちた環境の実現に貢献していくとのことだ。