サントリー食品インターナショナルは、住友不動産と協働し、「ボトルtoボトル」水平リサイクルをさらに推進していくために、住友不動産が運営するショッピングシティ有明ガーデンにて、独自のリサイクルボックスを設置し、ペットボトル・キャップ・ラベルの3分別を促進するための実証実験を7月7日から実施すると発表した。

サントリーと住友不動産が協働

使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルは、ペットボトル・キャップ・ラベルが3分別されていると効率よくリサイクルすることができるという。

同実験では、“3分別したくなる行動要素”を検証するために、ラピッドプロトタイピング(※)にて作成した独自のリサイクルボックスを設置し、実証実験中に得られたデータや利用者の反応・ヒアリングをもとに改善を加えるアジャイルな手法を採用するとのことだ。

■実証実験の概要

実施場所:
住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン

住所:
東京都江東区有明2-1-8

実施期間:
2023年7月7日~1か月程度

実施内容:
●施設内に独自のリサイクルボックスを1台設置し分別効果を検証する
●リサイクルボックスの形状(特長)やメッセージ内容で3分別を促す
●利用者の反応やヒアリングも行いながら伝え方を1週間毎に変更していく
●自発的な分別行動につながる要素の有効性を確認する

両社は今後、同実証実験で得た行動喚起につながる要素・知見を活かし、デジタルを活用したコミュニケーションなど、より効果的に行動喚起する取り組みへの活用を検討していく予定とのことだ。

(※)ラピッドプロトタイピング:
3Dの試作品を用い、実際に利用者の意見を聞きながら短期間で試作品を改良すること