共同印刷は、層構成の一部にリサイクル原料由来のプラスチックを使用したICカード「ロスリカ」を開発したと発表した。
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ロスリカは、化石資源由来の原料と工場廃材由来のリサイクル原料を併用したPCTG(※1)シートを使用。カード市場導入リスクへの配慮として、多くの採用実績があるPETGを使用したカードと同様の設計を行っているという。原材料の一部にリサイクル原料を使用しているが、ICカードの関連規格にも適合しているとのことだ(※2)。
共同印刷は、今後も環境に配慮したカード製品の開発に取り組み、製品ライフサイクルを通じた循環型社会の実現を目指していくとしている。
※1 ともにグリコ―ル変性のPETだが、両者で組成が異なるとのこと。
※2 カードのISO規格や業界規格を同社で試験した結果。