エミレーツ航空は、プラスチック素材を再利用する「クローズドループ・リサイクル・イニシアチブ」の新たな取り組みを発表した。
これにより、機内で提供される数百万食分ものプラスチック製のトレー、ボウル、器などは各地域の施設でリサイクルされ、再び食器へと生まれ変わるという。新たにリサイクルされた食器は、6月から順次機内へ導入される予定とのことだ。
エミレーツ航空は、同取り組みに加えて、プラスチックごみの削減を目指し、エコノミークラスとプレミアム・エコノミークラスの利用者に再生プラスチックから作られたブランケットの提供や、ストロー、機内販売品を渡す用のビニール袋、マドラーを紙製や木製の代替品に置き換えるなどの取り組みを進めてきたという。
また、世界有数の循環型経済企業が参加している「CE100」に加入しているdeSterとパートナーシップを結び、寿命が尽き、従来であれば廃棄せざるを得なかったプラスチック素材の再利用を進めていくとのことだ。全体のおよそ25%が再利用素材(再生材)でできた食器類を世界中のエミレーツ航空機へ順次導入し、この割合を今後増加させていく予定だとしている。