Uber Eats Japanと伊藤忠商事、そして伊藤忠商事の100%出資(間接保有含む)会社であるBelongは、サステナビリティ推進における包括的業務提携契約の締結を発表した。
Uber Eatsの加盟店向けに新たにポータルサイトをオープンし、サステナブル素材を利用した容器包装の販売を開始するとのことだ。
Uberでは既に、2040年までにモビリティ事業で配車される全ての車両を、ゼロエミッション化する目標を2020年に発表しているが、今回初めてデリバリー事業におけるサステナブル目標を発表。
2030年までに、世界中のUber Eats上で配達される全ての注文において、使い捨てプラスチックの容器包装をリサイクル素材、堆肥化する素材、またはリユース素材に転換する目標としている。さらに、アジア太平洋地域および英国・欧州地域では、先行して2025年までに全注文の80%を達成する目標を掲げているとのことだ。
Uber Eats Japanは、日本市場において伊藤忠商事およびBelongとの包括的業務提携に基づき、加盟店へのサステナブル容器包装等の提供を後押し。
今回、加盟店がサステナブルな選択肢にワンストップでアクセスできるポータルサイトをBelongが立ち上げ、運営を開始。伊藤忠グループ各会社や業務提携パートナーが取り扱う環境配慮素材によって作られたフードデリバリー向け梱包材や店舗向け業務用資材がUber Eats加盟店向けに提供されるという。
ポータルサイト上ではビニール袋等の包装を代替するペーパーバッグが発売されたほか、トレーや食品用包装紙、ドリンクカップを含む様々なサステナブル容器包装がポータルサイトにて今後順次発売される予定となっている。
Uber Eatsは、WWF(世界自然保護基金)監修のもと、サステナブル容器包装の調達ガイドラインを現在策定しており、ガイドラインに則った商品がポータルサイト上で取り扱われるという。
第三者機関の監修を受けて独自に定めたサステナブル基準に則って調達されるため、加盟店は安心してポータルサイト上でサステナブル素材を入手できるようになるとしている。
さらに、Uber Eatsが昨年にBelongと構築した中古タブレット再利用プログラムもポータルサイト上で集約化され、中古タブレットの調達も行えるようになる予定。
Uber Eatsは、プラスチックごみの削減から配達手段のゼロエミッション化に至るまで、プラットフォーム全体での環境負荷削減を目標とし、今回の伊藤忠商事およびBelongとの提携を通じて、限りある資源を有効利用し持続可能な社会の発展への貢献を目指していくとのことだ。