農林水産省は、食品ロス削減の取組の進展に活かすため、食品ロス量の推計を実施し、消費者庁・環境省とともに公表した。

■食品ロス量(令和3年度推計値)

農林水産省は、令和元年7月に公表した「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」(食品リサイクル法)の基本方針において、食品関連事業者から発生する事業系食品ロスを2000年度比で2030年度までに半減させる目標を設定。

一般家庭から発生する家庭系食品ロスについても「第四次循環型社会形成推進基本計画」(平成30年6月閣議決定)において同様の目標を設定しているという。

令和3年度の食品ロス量推計値は523万トンとなり、前年度より1万トン増加。

このうち食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は279万トン、家庭から発生する家庭系食品ロス量は244万トンとなった。内訳は下表のとおり。

食品ロス量推計値の推移